那珂川町にあるもうひとつの美術館では障がいがある人たちのアート作品を展示した企画展が開かれています。

この企画展は美術館の開館20周年を記念して開かれ、会場には刺しゅうや絵画、造形作品など独創的なおよそ200点が並びます。

これらの作品は鹿児島県の知的障がい者施設 「しょうぶ学園」の利用者など28人が制作したものです。

この施設では1985年から工芸を中心に利用者が個性を発揮できる創作の場を提供してきました。

企画展は「ありのまま」をテーマに毎日の生活の中から自由な発想と世界観で芸術作品が生まれるまでと、それを支える職員にもスポットを当てています。

中でも国内外で広く評価された坂元郁代さんの色とりどりの糸を無作為に積み重ねてつくった刺しゅうの展示はひときわ目を引きます。

この企画展は那珂川町のもうひとつの美術館で11月23日まで開かれています。