収束がみえないコロナ禍の中で希少な動物の命を守る取り組みを続けていこうと那須町の動物園ではインターネットで資金を募る2回目のクラウドファンディングを30日から始めました。

那須どうぶつ王国では新型コロナウイルスの影響で収入が激減し希少動物の飼育を続けることが難しい状況に陥ったことから、去年の9月から11月にクラウドファンディングを行い、およそ5,300万円の支援金が集まりました。

支援金は国の天然記念物の二ホンライチョウの保護や繁殖させるための施設費などに充てられました。

今回のクラウドファンディングの目標金額は3,000万円で30日から10月31日までの63日間、専用のウェブサイトで受け付けます。

寄付のコースは5千円から最大50万円で、その返礼として金額に応じてオリジナルグッズや動物、施設の命名権などがつきます。

資金は絶滅危惧種のシベリアトラの保全施設や繁殖に成功したスナネコの施設の拡充費などに充てる予定です。 

栃木県は現在、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の対象区域にあり施設の来場者数はコロナ前と比べて半分ほど、売り上げはおよそ4億円減る見通しで、去年の売り上げを下回る可能性が高くなっているということです。