タイムリーヒットから好走塁を見せたエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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2死一、二塁で詰まりながらもがら空きの三遊間へ適時打、二塁を陥れた

アストロズ 4ー1 エンゼルス(日本時間14日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地・アストロズ戦に「1番・指名打者」で出場。8回の第4打席で技ありの適時打を放った。4点を追う8回2死一、二塁で、2番手右腕グレーブマンの内角フォーシームに反応。詰まりながらもがら空きの三遊間へ打ち返した。

 記録は「三塁適時内野安打」だったが、打球処理の遅れを突き、一気に二塁へ進塁。この走塁を地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」の放送席は高く評価した。

 実況のリッチ・ワルツ氏は「オオタニの姿を見てください。状況を見て二塁を狙いましたね」と説明。球団OBで解説を務めるマーク・グビザ氏も「これは直感というやつです。教えてできることではありません。彼にはその力が備わっています。オーバーランして、二塁に誰もいないところを確認してベースを奪いました」と称賛した。

 グビザ氏は続けて「ショウヘイ・オオタニが走塁をする姿は、いつも楽しいですね。先を見て、内野の陣形を理解していました。相手は彼に注意をしていませんでした。インサイド・アウトのアプローチで逆方向へタイムリー安打を決めた後に得点圏へと進塁しました」と解説。投げる打つだけにとどまらない大谷の“野球センス”に舌を巻いていた。(Full-Count編集部)