エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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2回まで1失点の大谷、アローヨのバットをへし折ると…

エンゼルス ー Rソックス(日本時間7日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地のレッドソックス戦に「2番・投手」で出場した。初回の投球で先制点を許したものの、その裏の第1打席で同点の右翼線適時二塁打を放ち、自らのバットで試合を振り出しに戻した。

 今季10試合目の投打同時出場を果たした大谷。初回に先制点を許したものの、2回はレッドソックス打線を3者凡退に封じた。この2回の守備で大谷が見せた振る舞いが、米記者から喝采を集めている。

 2回2死で迎えたアローヨの打席。バットをへし折り、右飛に打ち取ると、大谷はアローヨの折れたバットの破片を拾い始めた。これを手にすると、アローヨに歩み寄って手渡し、肩のあたりをポンとひと叩きし、笑顔を浮かべた。

 バットを拾う行動には米記者からも喝采が起こった。AP通信のグレッグ・ビーチャム記者は「オオタニが芝生に落ちていたアローヨの折れたバットを拾い、内野の反対側にいる彼に手渡した。アローヨは感謝していた」とレポート。エンゼルス専門のポットキャスト番組「Locked On Angels」の司会者ブレント・マグワイアは氏「ショウヘイ・オオタニ。紳士だ」と振る舞いを絶賛した。

 また、レッドソックス側の地元紙「ボストン・グローブ」のピート・アブラハム記者も「とても素敵だ。マウンド近くに飛んで来たバットの破片をオオタニが拾い上げ、アローヨのところに小走りで向かって手渡した。彼はダグアウトに戻るところだった」とツイッターで綴り、大谷の行動を褒め称えていた。(Full-Count編集部)