済生会宇都宮病院に県営の接種会場 観光支援で一家族一旅行の実施へ
栃木県は18日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、来月にも病院と連携した県営のワクチン接種会場を新たに設置することを決めました。
県内では人口10万人あたりの新規感染者数や療養者数は減少傾向にあるものの重症病床の使用率が高止まりしていることなどから県独自の警戒度レベルを5段階で真ん中の「厳重警戒」を維持すると決めました。
期間は18日から7月11日までです。
全国の新規感染者が減少していることを受け、移動の制限については緊急事態宣言やまん延防止等重点措置区域にある都道府県への不要不急の移動の自粛要請に緩和するほか、引き続き5人以上の飲酒・飲食やパーティーへの参加を控えるよう呼びかけます。
また、希望者に対し11月末までに終えることを目標としている新型コロナウイルスのワクチン接種について今月16日から開始した県営の大規模接種会場に加えて、病院と連携した新たな接種会場を設置すると発表しました。
接種会場の設置と運営を病院に委託し、院内の施設を会場に通常の診療の時間外に行うもので、7月の運営開始に向けて宇都宮市の済生会宇都宮病院と調整を進めています。
一方、今月21日から本格的に始まる企業や大学でのワクチン接種は17日現在で県内では31団体が国から承認を受けていて対象は10万7千人に登るということです。
また、県の警戒度レベルがステージ2の「感染注意」に引き下げを前提とした上で観光需要回復のため県民を対象にした県内旅行の宿泊割合事業「県民一家族一旅行」の第2弾を7月12日から実施する方針を明らかにしました。