Google、VRお絵かきツールTilt Brushの開発を終了。コードはオープンソースで公開

Googleが、VR空間に絵を描けるペイントアプリTilt Brushの開発を終了しました。アプリ自体はHTC ViveやOculus、PlayStation VRなど、対応するヘッドセットの各プラットフォームから引き続きダウンロード可能です。

また、Tilt BrushのコードをオープンソースとしてGitHubで公開しています。ただし、オープンソース化にあたり、ライセンスの問題で一部の機能は削除または代替え機能に置き換えられており、完全に同一のものではありません。詳細はGitHubのビルドガイドにて説明されています。

Tilt Brushは、2015年にGoogleにより買収され、2016年にHTC Vive向けにSteamVRでリリース。その後、Oculus RiftやOclusu Quest、Windows Mixed Realityなどに対応し、2020年3月にはPlayStation VR向けにも発売されています。

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Googleは近年、Daydreamのサポート終了を始め、VRシネマスタジオのSpotlight Storiesを閉鎖、VRコンテンツの作成サービスであるJumpを終了。また、3DオブジェクトライブラリのPolyを2021年6月に終了予定など、VR関連プロジェクトを相次いで縮小し、ARへシフトする考えを示していました。

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