●RTX 2080 Ti並の性能!? 注目のGeForce RTX 3070が解禁に

○待望のGeForce RTX 3070がついに解禁

NVIDIAの新型GPU「GeForce RTX 3070」が登場、搭載するグラフィックスカードが各社より発売された。今回、入荷が確認できたのは以下の各モデルで、価格は7万円〜9万円前後。先行して投入された上位モデルRTX 3080/3090に比べると数量は潤沢だった模様で、取材時(10月30日)でも一部モデル以外は在庫があった。

「GeForce RTX 3070」搭載モデルが多数登場(TSUKUMO eX.)


注目は、なんといってもコストパフォーマンスの高さだ。下位モデルとはいえ、大原氏のベンチマーク記事「GeForce RTX 3070を試す - RTX 30シリーズの本命か、実力徹底レビュー」によれば、前世代のハイエンドGeForce RTX 2080 Tiに近い性能が確認できている。それが7万円前後から買えるわけだから、多くのユーザーにとって魅力的だろう。

またRTX 3080/3090と違い、RTX 3070にはデュアルファンのコンパクトなモデルも用意されている。省スペースなゲームマシンの性能を、これで一気に引き上げることができるだろう。消費電力が220Wと控えめなのも嬉しいところだ。

ASUSの「ROG-STRIX-RTX3070-O8G-GAMING」。非常に高速なモデルだ


こちらは「DUAL-RTX3070-O8G」。デュアルファンでHDMI×2を備える


GIGABYTEの「GV-N3070VISION OC-8GD」。ホワイトカラーが目を引く


Inno3Dの「GeForce RTX 3070 Ichill X4」。4ファンで冷却に優れる


MSIの「GeForce RTX 3070 Ventus 2X OC」。こちらもデュアルファンモデル


ZOTACの「GeForce RTX 3070 Twin Edge」。デュアルファンで2スロット厚だ


○GeForce RTX 3090に定番のROGモデル

ASUSの「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」は、ROGブランドのGeForce RTX 3090グラフィックスカード。従来よりブレード数を増やした「Axial-tech」ファンと、フィンの枚数を増やした大型ヒートシンクを搭載し、冷却性能を高めた。ブーストクロックは1,890MHz(OCモード時)と高速で、補助電源は8ピンが3個必要。価格は255,000円前後。

ASUSの「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」。カードは2.9スロット厚だ


グラフィックス出力は、DisplayPort×3とHDMI×2の合計5端子という構成


○14cmファン搭載の薄型CPUクーラー

Deepcoolの「AS500」は、14cmファンを搭載したサイドフロー型CPUクーラー。大型ファンながら、厚さ48mmの薄型ヒートシンクを採用したことで、メモリ等との物理干渉を抑えることができる。TDPは最大220Wまで対応。トップカバーにアドレッサブルRGB LEDを搭載し、付属のLEDコントローラから制御可能だ。TSUKUMO eX.での価格は7,458円。

Deepcoolの「AS500」。LEDはマザーボード各社の発光制御にも対応する


スペック。ファン回転数は500〜1,200rpmで、ノイズレベルは26dBAとなる


●建て増し拡張できるユニークなMini-ITXケース

○コスパが高い強化ガラスのミニタワー

Thermaltakeから安価なミニタワーケースが2種類発売された。強化ガラスのサイドパネルはスイングドア方式になっており、メンテナンスが簡単。28cmまでの水冷ラジエータに対応するなど、拡張性も高い。価格は、「V150 TG」が6,500円前後、「S100 TG」が6,000円前後で、S100 TGはブラック/ホワイトの2色が用意されている。

Thermaltakeの「V150 TG」。サイドのほかフロントまで強化ガラスだ


こちらは「S100 TG」。安価ながらホワイトモデルまであるのはポイント


○建て増し可能な小型Mini-ITXケース

LOUQEの「Ghost S1」は、容量8.2リットルというコンパクトなMini-ITXケースだ。小型ながら、2スロット厚のグラフィックスカードに対応。ユニークなのは、オプションの「TopHat」により、ケースを高さ方向に拡張して、ここにHDD、ファン、ラジエータ等を追加できることだ。カラーはブラックとホワイトで、オリオスペックでの価格は43,780円。

LOUQEの「Ghost S1」。同社はスウェーデンのメーカーだという


2スロット厚の拡張カードに対応。ライザーケーブルも付属している


TopHatは2種類あり、高さは、Mサイズが25.5mm、Lサイズが56.5mm。どちらも、ケースのトップ側/ボトム側に追加が可能で、ニーズに合わせて自由に拡張できる。同ショップでの価格は、Mサイズが7,480円、Lサイズが7,898円だ。また、このケースに最適化されたNoctuaのCPUクーラー「NH-L12 Ghost S1 Edition」もあり、こちらは8,613円。

Noctuaの「NH-L12 Ghost S1 Edition」。通常より高さが抑えられている


○ジョイスティック付きマウスに有線版

ASUSの「ROG Chakram Core」は、サイドにジョイスティックを搭載する有線ゲーミングマウス。このジョイスティックは、プレイするゲームに合わせて、アナログ/デジタルのモード切り替えが可能。さらに、ロング/ショートの2種類が付属し、好みに合わせて選ぶことができる。価格は9,000円前後。

ASUSの「ROG Chakram Core」。従来の「ROG Chakram」の有線版となる


カスタマイズ性が高く、重さの調整や、スイッチの交換等も可能だ


○外からHDDが見える透明な外付けケース

miwakuraの「MPC-DC35U3」は、スケルトン仕様の3.5インチ外付けケース。独特の外観が楽しめるほか、使っているHDDを確認するのにも便利だ。HDDはスライド式になっており、工具無しで簡単に装着が可能。容量は最大16TBまで対応し、インタフェースはUSB3.0となる。東映ランドでの価格は1,980円。

miwakuraの「MPC-DC35U3」。3.5インチでスケルトンはちょっと珍しい


透明なのでラベルが外から見える。安定動作のためにACアダプタも付属


●TSUKUMO eX.が20周年記念セール、特価品をたくさん用意

○手のひらサイズの小型プロジェクタ

グリーンハウスの「GH-PJTA-WH」は、手のひらサイズの小型プロジェクタだ。127.5(W)×87.9(D)×50.5(H)mmという小ささながら、最大60インチの投影が可能。解像度は320×240と小さいものの、モバイルバッテリにも対応しているので、場所を選ばずどこでも楽しむことができる。上海問屋と東映ランドでの価格は5,000円前後。

グリーンハウスの「GH-PJTA-WH」。小さいので簡単に持ち運べる


上海問屋では、展示機を使って、天井に投影するデモを行っていた


HDMI、AV端子、マイクロSD、USBメモリの4入力から映像を投影できる


操作に便利な専用リモコンが付属する。単4形乾電池×2本も同梱


○オープン20周年の記念セールが実施中

TSUKUMO eX.が20周年記念セールを開催中だ。同ショップがここにオープンしたのは、20年前の11月3日のこと。セールは、第1弾を10月31日(土)から、第2弾を11月3日(火)から実施、いつも以上にお得な特価品がたくさん用意されているので、ラインナップについては公式ブログで確認して欲しい。

TSUKUMO eX.が20周年。各フロアで限定特価の記念セールを実施中だ