霜降り明星粗品が、10月28日配信のYouTube動画『粗品が語る父ちゃんの思い出にせいや思わず涙…!?』で、亡くなった父との思い出を語った。

 実家の焼肉店で焼肉を味わいながら、粗品は10年前に亡くなった父について回想。

「糖尿病になって腎臓をいわして(患って)透析生活していて。『このままでは死にます』と言われて母ちゃんからもらった腎臓を移植した。移植は成功したけど免疫が低くなっているからガンになってしまった」

 ガンは転移して、父は医師から余命1年と宣告された。それでも粗品は「くよくよしてもしかたない」と、春にキャッチボールして夏はプールに行き、秋にはUSJに行くよう約束をした。だが「次の月に死んだ」と突然、父との別れが来たことを明かした。

 相方のせいやも「お父さんに感謝。こんな息子を生んでくれてありがとう」と感謝を伝えていた。

 父とのエピソードを明かした粗品に、SNSではさまざまな意見が書き込まれた。

粗品君のお父様が亡くなられた際の話は同じ病気で母を亡くした私にとっては正直すごく救いになるんですよね。大した親孝行を出来なかったことを度々後悔するのですが、粗品君は「亡くなった後でも出来る親孝行はある」と前向きな気持ちにさせてくれます》

粗品の父ちゃんの話、ええ話やあ》

《しもふりチューブ、泣いた。 お父さんがいて、粗品さんがいるんだなぁ。 しみじみと言ってたことが胸にしみた》

粗品さんは、『すべらない話』でも父とのエピソードを語っています。

 寝たきりになった父のためにハンドベルを購入。粗品さんにも母にも絶対音感があり、ベルの『ド』なら水、『レ』ならお茶、など音と飲み物を組み合わせ、持っていくことに。

 クリスマスの日、父はベルを使って、たどたどしいながらも『きよしこの夜』のメロディーを演奏。駆けつけた粗品さんに『すまんな、俺のせいで家族に迷惑をかけて』とつぶやいたそうです。

 しかし、母親がそこに家中の飲み物を持ってきて、粗品さんは『いや、母ちゃんそういうことちゃうねん』とツッコんだことを話していました」(芸能ライター)

 父の死後も、母と一緒に実家の焼肉店を切り盛りしてきた粗品。父は息子の成功を天国から喜んで見守っているはずだ。