インド風カレーを完食→皿の底から「エチオピア」 一瞬戸惑いそうになるカレー屋の仕掛けが話題に
ラーメンチェーン「天下一品」のラーメンどんぶりには、「明日もお待ちしてます。」というメッセージが書かれている。
提供された時には、麺やスープが入っているので、文字は目に入らない。しかし、食べすすめ、スープも飲んでいくとだんだん現れてくるのだ。
このフレーズを見て、なんだか嬉しい気持ちになったことがある人もいるだろう。
この器に慣れていると、皿の底から別の言葉が現れたとき、不意打ちを食らったような感覚に陥るらしい。
ツイッターではこんな投稿が注目を集めている。
皿の底の文字と言えば「明日もお待ちしてます」という固定概念だったから爆笑してしまった。 pic.twitter.com/5eHdNTZ0L3
— クソコウモリ (@U53rOsKAkACKoeS) October 10, 2020
フチの青い皿に盛られたのは、美味しそうなカレーライス。完食すると現れたのは、こんな言葉だ。
「エチオピア」
エチオピアは東アフリカにある国で、コーヒーが有名だ。昔、山羊飼いのカルディがここでコーヒーの実を発見したという伝説もある。
しかし、カレーの印象はない。一体どういうことなのだろう?
このツイートは、ツイッターユーザーのクソコウモリ(@U53rOsKAkACKoeS)さんが2020年10月10日に投稿したもの。16日夕時点で1万2000件以上のいいねを集めるなど注目を集めている。
やはり、皿から現れた「エチオピア」にギャップを感じた人が多かったのだろう。ツイートを見た人からは、
「何故エチオピア...w」
「\コロンビア/
だったらなお良かったのに。」
「MSゴシックめいた何の捻りも無いフォントがまた(笑)」
といった声も上がっている。
カレーはインド風
クソコウモリさんがこの写真を撮影したのは、「カリーハウス専門店 エチオピア」。
そう、「エチオピア」は店名なのだ。
東京・神保町駅から徒歩5分の場所に本店を構えるエチオピアは、1988年に創業。公式ウェブサイトによると、開店当初はカレーとコーヒーの専門店で、「エチオピアコーヒー」も扱っていた。
このコーヒーが評判だったため、店名を「エチオピア」にしたそうだ。
扱っているカレーは、「インド風カリー」がメイン。なんと辛さを70倍まで選択できるという。
皿の底から「エチオピア」(クソコウモリさんの投稿より、編集部で加工)
Jタウンネット編集部が14日、本店に取材したところ、底に「エチオピア」と書かれた皿は、ライスとルーを一皿に盛るカレーに使用されているという。別々に盛られるタイプのカレーの皿には店名は入っていないそうだ。
「エチオピア」は、神保町の本店以外にも高田馬場や秋葉原、そして御茶ノ水駅すぐそばにも「エチオピアカリーキッチン」という店を出店している。これらの店舗でも、ライスとルーを一緒に盛るタイプのカレーには、デザインが全く同じというわけではないが「エチオピア」の文字が入っているそうだ。
写真を投稿したクソコウモリさんは、皿の底から「エチオピア」が現れた時の気持ちを
「何か書いてあるタイプの皿じゃないし普段天下一品ばっか食ってるので『明日もお待ちしてます』しか想定していませんでしたね。不意打ちで爆笑してしまいました。」
と語った。
店名が書かれているだけだが、何故か笑顔になってしまう「エチオピア」のカレー皿。
お店に足を運んだ際には、ぜひルーとライスが一緒に盛られたカレーを食べてみたい。