「座席倒していいですか?」新幹線で後ろの乗客に尋ねたら、「嫌です」と拒否された話
荷物の置き方に足の組み方、ひじ掛けやテーブルの使い方――。新幹線で隣に座った客の行動に、モヤっとした経験がある人は少なくないはずだ。
そんな新幹線でのモヤモヤ体験をJタウンネットが募集したところ、多くの読者から「こんな迷惑な客に遭遇しました!」といった報告メールが届いた。
今回ご紹介するのは、座席の「リクライニング」をめぐるモヤっと体験談。背もたれを倒す側・倒される側、それぞれのエピソードを取り上げたい。
まずは、匿名希望の読者・Xさんの投稿メールだ。数年ぶりに乗った新幹線で、トラウマ級の体験をしたという。
新横浜−名古屋間を指定席で利用したXさん。乗車後、座席のリクライニングを倒そうと、後ろに座っていた女性客に声をかけたところ、思わぬ言葉が返ってきたという。その驚きの内容とは――
「嫌です 困ります」
Xさんから届いたメールを見ていこう。
「私はクルマ族で新幹線は何年も利用したことがなく、でも急ぎで娘の所に行くことがあり、身体の調子も良くなかったので新幹線を久々に利用しました。新横浜から名古屋まで使った時、指定席で確か3人掛け、あと二つの席は空いていて ガラガラの新幹線でした。私の取った座席は角度が直されていて、リクライニングを少し倒したいなと後ろの席の中年の女性に『少し倒して良いですか?』と声をかけたところ、『嫌です 困ります』との返答でした」
後ろの座席に座っていたのは子供と女性だったそう。結局、リクライニングを倒させてもらえなかったXさんは、体調が悪かったこともあり、三人席に横になって名古屋まで行ったという。
まさか「席倒していいですか」の声かけに、断られるパターンがあるとは...。はっきり言って驚きである。この体験についてXさんは、次のように振り返っている。
「今思えば 指定席でしたが、席が空いていたので移れば良かった(新横浜の次は名古屋)と反省。でも、あの女性のきつく冷たい言葉は、今でもトラウマになってます」
「ありがとう」の一言もなく...
続いては、福島県に住む10代女性、Uさんの投稿だ。
こちらは先ほどのXさんとは反対で、リクライニングを「倒された側」のモヤモヤ体験である。さっそく、編集部に届いたメールを見てみよう。
「東北新幹線で、郡山から盛岡に向かってる最中のことでした。2人掛けの席で、私は窓際に、母は通路側に座ってました。ところが、次の福島駅で乗った男性が、私の前の席に座りました。座った途端、断りもなく、座席の隙間から、私たちを見ながら座席を倒してきました。私の足元にはキャリーバッグがあったため、座席がきつくなってしまいました。それほど、前の男性は背もたれを倒していたのです。仕方ないので、キャリーバッグを母の足元の方へ移動しました。終点が仙台だったため、その男性も同じ駅で降りました。ありがとうございますの一言もなく、去ってしまったため、思い出せばすごいモヤモヤします」
あるある、といっては失礼かもしれないが、こうした体験は新幹線でモヤっとする瞬間の代表例だろう。
もちろん、背もたれを倒す際に声かけが必要かどうかは、人によって意見が分かれるもの。とはいえ、一切の遠慮もなくグイッと座席を倒されたら、多少なりともモヤッと、イラッとする人が大半ではないだろうか。
新幹線で出会った「迷惑な客」いませんか?
新幹線内でイラっと、モヤっとしたことがある人はいるだろうか。そんな体験談をJタウンネットでは募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的なエピソード(どんなことにイラッとしたのかなど、500文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。