サッポロ一番といえば何ラーメン? 全国調査の結果、意外な地域差が発覚する
好きな袋麺は?という質問を周りの人にしてみたら、絶対に名前があがるであろうサンヨー食品のロングセラー商品「サッポロ一番」。
定番の味として「しょうゆ」「塩」「みそ」の三種類がある。SNS上ではアレンジレシピもしばしば話題になるなど、世代を超えて愛されている存在だ。
そんなサッポロ一番、どの味もそれぞれ違った魅力があって美味しいが、一番人気があるのは何味なのだろう。サッポロ一番、というだけあって北海道の印象が強いみそ味か、はたまたアレンジ需要の高い塩味か、それともラーメンの王道しょうゆ味なのか......。
そんな疑問を持ったJタウンネット編集部は、2019年8月1日から20年9月10日にかけて、アンケート調査を実施した。
テーマは「サッポロ一番といえば、しょうゆ?塩?みそ?」
総得票数は2870票。果たして、その結果は――。
全体の半数近くが...
こちらが、全国調査の結果だ。
円グラフは、全国の結果を円グラフで表したもの。日本地図は、各都道府県で1位に輝いた味で色分けをしている。複数の味で得票数が拮抗した都道府県については2色で塗り分けてある。
全国的には、サッポロ一番といえば「みそ」と回答した人が1408票(49.1%)と、ほぼ半数という結果に。
サンヨー食品のウェブサイトによれば、「みそ」はスープに8種類のみそをブレンドし、めんにもみそを練りこんでいるため深いコクを実現しているという。
次いで、2位は1120票(39%)を獲得した「塩」だ。定番のみそを相手に、健闘している。すっきりとしていながらも、うまみは深く、近年では冷やしラーメンやカルボナーラといったアレンジレシピも人気となっている様子。
サッポロ一番シリーズ内で最古参である「しょうゆ」は327票(11.4%)という結果になった。
近畿地方では「塩」が人気
続いて、都道府県ごとの結果を見ていこう。
改めて都道府県別の結果を見てみると、近畿地方やその周辺地域に塩派が集中していることが分かる。
関西地方における塩派の比率は、和歌山県で58.3%、三重県で52.2%、大阪府で44.8%、京都府で41.3%、奈良県では37.5%でそれぞれ1位に。滋賀県では48%、兵庫県では40.4%でみそ派と同票となった。
また、近畿周辺の地域でも、岐阜県では51.6%で塩、愛知では塩とみそがそれぞれ44.8%で同率1位。
そして鳥取県は5票、島根県は4票と全体の得票数が少ないものの、100%が「塩」を選択するという結果になっている。
近畿とその周辺の地域では、塩味のサッポロ一番を好む人が比較的多いようだ。