シーツや枕カバー、何日ごとに洗ってる?夏の寝具と睡眠のリアル
睡眠は、私たちの人生の半分近くを占めます。ところが、ESSE読者278人に今の睡眠環境に関する満足度を調査したところ「不満な点がある」と回答した人は149人。じつに半数以上の人が、睡眠の質をもっとよくしたいと考えていることがわかりました。
シーツを洗う頻度は?
睡眠の質に関わってくるのが寝具。洗濯頻度について聞いてみました。
シーツや枕カバーを毎日洗っていると回答したのは、278人中わずか4人。ほとんどの人が週に1回、または月に何度か洗濯しているようです。雨が続いたときの対策方法にも関心が集まっています。
●湿気が多い季節は、カビやダニが気になります
「布団の乾燥方法や簡単で手軽なダニ対策が知りたいです。敷布団についたカビや汚れの除去方法も気になります」(沖縄県・会社員・33歳)
「直接マットレスを敷いて寝ているので、湿気取り用のスノコを使おうかと思っています。陰干しするものの、カビができるのが恐怖でしかない…」(東京都・主婦・31歳)
「衛生的で掃除がしやすく、寝心地もよい寝具が欲しいです。ダニが出ない敷き布団が希望です」(青森県・フリーランス・47歳)
「1階で布団が干せないので、普段は室内で敷布団をひっくり返してファブリーズなどかけて乾燥させるようにしてますが、たまにカビが生えたりするのが悩みです」(広島県・主婦・33歳)
●湿気対策には布団乾燥機も効果的
「雨の時期は外に干せなくて嫌です」(東京都・アルバイト・44歳)
「シーツは洗えても、マットレスは洗えないから、汚れが気になります。どう除菌、消臭をすればいいのか悩みです」(埼玉県・主婦・33歳)
雨が多いときは布団乾燥機が大活躍しているという声もありました。とくにダニ除去のモードがあると、マットもふっくらすると評判です。
●カバーやシーツは季節に合わせて交換しよう
「ニトリのNクールのグッズが欲しいと気になっています」(京都府・主婦・38歳)
「ダブルベッドに一人で寝ているので広くてよいのですが、布団カバーの交換が結構面倒くさいです。ラクに交換できるテクニックが知りたいです」(千葉県・主婦・48歳)
寝具も洋服と同じように季節に合わせて何セットかそろえておくのがおすすめです。シーツやカバーは、速乾性のある素材を選ぶようにしている人もいました。しかし、マットも布団も大きくて重たく、女性がひとりで交換作業するのは大変ですよね。
●夏の味方は、低反発より無圧!?
「低反発マットレスは、夏、猛烈に暑いのでどうにかならないかと思います。髪の毛が入り込むと引っこ抜くのも大変」(岐阜県・会社員・41歳)
体が沈み込むタイプの低反発系のマットや枕は、夏にはあまり向いてない様子。反対にポイントで体を支える昭和西川の「ムアツ布団」などは、熱のこもりが少なくて快適という声もありました。
●自分に合う枕の見つけ方
自分に合った寝具に出合いたい人が多数です(※写真はイメージです。以下同じ)
「持病の顎関節症のため、最近とくに首の凝りがひどく、快適で最適な枕が欲しいと常々思っています」(島根県・主婦・43歳)
「枕がなかなかしっくりくるものに出合えないので、おすすめの枕があれば知りたいです」(北海道・主婦・35歳)
「オーダーの枕が気になります。昔は高い枕が好きだったけれど、今はなんだか頭のすわり位置が悪いように感じるので」(大阪府・会社員・45歳)
自分に合う枕が見つからずに困っている人もたくさんいました。お店で試してみただけでは、実際の寝心地までわからないもの。最近は、2週間くらいレンタルができて、実際の寝心地を試してから買うことができるメーカーもあるようです。
●高級マットレスは快眠への近道か!?
「腰を痛めていましたが、マットレスを購入したらよく眠られるようになりました」(千葉県・会社員・44歳)
フィギュアスケート選手の浅田真央さんが宣伝しているエアウィーブや、サッカー選手のネイマールさんが宣伝しているAiRに関心をもっている人もいました。
「マニフレックスの畳めないマットレスを敷いて、日中はカビないように布団干しにかけています。日中通気をよくしてからしまえるといいなと思っています」(新潟県・主婦・34歳)
高級マットレスの素材によっては、畳むことができなかったり、天日干しができなかったりと難点はあるものの、実際に使っている人からは、体への負担の違いを実感できるという声も上がっています。
快適な眠りを得ることで、仕事や生活の質がアップするならばお金をかける価値は十分にありそうですね。
「部屋にベッドだけ置いて寝たいけれど、旦那が、寝室にゲームやテレビを置きたがります」(福島県・会社員・35歳)
アロマの香りに癒されながらホテルのような寝室でぐっすり眠りたい! そんな理想とは裏腹に、女性たちの多くが抱える睡眠環境の悩みとは?
●夫のいびきに悩む妻
「旦那のいびきがうるさく、耳栓なしでは寝られません!」(千葉県・会社員・45歳)
「夫の怪獣のようないびきで夜中に起きてしまうことがあります」(東京都・自営業・34歳)
夫のいびきが原因で、夫婦の寝室を別々にしたという人もいました。
●子どもが小さいご家庭のママは…
「クイーンサイズのベッドに夫と6歳の娘と3人で寝ているのですが、娘の寝相が悪くパンチやキックでたびたび起きてしまいます」(埼玉県・会社員・38歳)
「子どもと一緒に寝ているのですが、子どもの寝相がダイナミックなので、こじんまりとまとまって眠っている自分がいます」(熊本県・会社員・37歳)
幼い子どもたちと大人では、体感温度も違っているので、寝苦しさのシワ寄せが直撃しているというママたちからの悲鳴も。
●家族のライフステージに合わせた寝室づくりの難しさ
「家族の人数が増えたのと子どもが大きくなったので、どうやって寝るか悩んでいます」(東京都・主婦・31歳)
「夫と起きている時間が違うので、息子と下の和室に2人で寝ています。でも3人で寝られるようになれば、部屋をもう少し広く使えるのにと考えています」(茨城県・会社員・30歳)
「子どもが大きくなってきたので、4人で寝るには厳しくなってきました。もう1つ部屋があれば、分断したいところです」(東京都・自営業・38歳)
「家族4人で3枚の布団に寝ています。子どもたちがくっついてくるので狭く、眠りも浅いのでなかなか疲れが取れないことが不満です」(東京都・自営業・41歳)
「子どものベッドを買うか悩んでいます。今は一緒に寝ているので、蹴られすぎて悩んでいます」(静岡県・主婦・38歳)
今回のアンケートでは、敷布団を利用している人がベッドで寝ている人を少し上回る結果でしたが、ここはスペースの問題が大きく関係しているケースもあるようです。
●寝室のスペースがもっと広ければ…
「今は社宅なのでベッドを置くスペースがなく、布団を敷いています。子どもたちと一緒に寝ていますが、寝相が悪く寝ている最中に蹴られたりするので本当は一人で寝たいです」(北海道・主婦・34歳)
「ベッドで寝たいのですが、部屋が狭くベッドが入れられません。ベッドと同じような感覚で寝られる布団がほしいです」(群馬県・講師・42歳)
「理想はシングルベッドまたはセミダブルを二つ寝室に置くこと。ホテルみたいなベッドルームっていいなぁ。すっきり起きたいです」(北海道・主婦・44歳)
転勤が多いご家庭では、引っ越し先の都合がわからないので、大きなベッドが欲しくても買うことができないという声も。
●寝具を買い替えるのは出費が大きい
「シングルの布団を2枚敷いて寝ていますが、引っ越してから部屋が狭く感じます。ダブルベッドを置いて、ベッド下収納を入れたいのですが、出費が大きく、またじっくり家具店など行くのも密になりそうで行けないままです」(神奈川県・アルバイト・44歳)
「子どもと一緒に寝ているので体勢が変えづらく、首に負担がかかりやすいので、よい枕を永遠に探し続けている状態です。子どもと快適に感じる温度が違うので、毛布、タオルケットなどを一緒に使えません。その結果、寝具がどんどん増えて収納に困っています」(東京都・主婦・38歳)
家族皆の寝具をまとめて買うとかなりの出費になりますし、買うならば失敗はしたくないので、きちんと選びたいところ。悩みは尽きません。
<取材・文/烏丸莉也>
寝具の交換頻度は?快適に眠るための注目アイテムもチェック
シーツを洗う頻度は?
睡眠の質に関わってくるのが寝具。洗濯頻度について聞いてみました。
シーツや枕カバーを毎日洗っていると回答したのは、278人中わずか4人。ほとんどの人が週に1回、または月に何度か洗濯しているようです。雨が続いたときの対策方法にも関心が集まっています。
「布団の乾燥方法や簡単で手軽なダニ対策が知りたいです。敷布団についたカビや汚れの除去方法も気になります」(沖縄県・会社員・33歳)
「直接マットレスを敷いて寝ているので、湿気取り用のスノコを使おうかと思っています。陰干しするものの、カビができるのが恐怖でしかない…」(東京都・主婦・31歳)
「衛生的で掃除がしやすく、寝心地もよい寝具が欲しいです。ダニが出ない敷き布団が希望です」(青森県・フリーランス・47歳)
「1階で布団が干せないので、普段は室内で敷布団をひっくり返してファブリーズなどかけて乾燥させるようにしてますが、たまにカビが生えたりするのが悩みです」(広島県・主婦・33歳)
●湿気対策には布団乾燥機も効果的
「雨の時期は外に干せなくて嫌です」(東京都・アルバイト・44歳)
「シーツは洗えても、マットレスは洗えないから、汚れが気になります。どう除菌、消臭をすればいいのか悩みです」(埼玉県・主婦・33歳)
雨が多いときは布団乾燥機が大活躍しているという声もありました。とくにダニ除去のモードがあると、マットもふっくらすると評判です。
●カバーやシーツは季節に合わせて交換しよう
「ニトリのNクールのグッズが欲しいと気になっています」(京都府・主婦・38歳)
「ダブルベッドに一人で寝ているので広くてよいのですが、布団カバーの交換が結構面倒くさいです。ラクに交換できるテクニックが知りたいです」(千葉県・主婦・48歳)
寝具も洋服と同じように季節に合わせて何セットかそろえておくのがおすすめです。シーツやカバーは、速乾性のある素材を選ぶようにしている人もいました。しかし、マットも布団も大きくて重たく、女性がひとりで交換作業するのは大変ですよね。
●夏の味方は、低反発より無圧!?
「低反発マットレスは、夏、猛烈に暑いのでどうにかならないかと思います。髪の毛が入り込むと引っこ抜くのも大変」(岐阜県・会社員・41歳)
体が沈み込むタイプの低反発系のマットや枕は、夏にはあまり向いてない様子。反対にポイントで体を支える昭和西川の「ムアツ布団」などは、熱のこもりが少なくて快適という声もありました。
●自分に合う枕の見つけ方
自分に合った寝具に出合いたい人が多数です(※写真はイメージです。以下同じ)
「持病の顎関節症のため、最近とくに首の凝りがひどく、快適で最適な枕が欲しいと常々思っています」(島根県・主婦・43歳)
「枕がなかなかしっくりくるものに出合えないので、おすすめの枕があれば知りたいです」(北海道・主婦・35歳)
「オーダーの枕が気になります。昔は高い枕が好きだったけれど、今はなんだか頭のすわり位置が悪いように感じるので」(大阪府・会社員・45歳)
自分に合う枕が見つからずに困っている人もたくさんいました。お店で試してみただけでは、実際の寝心地までわからないもの。最近は、2週間くらいレンタルができて、実際の寝心地を試してから買うことができるメーカーもあるようです。
●高級マットレスは快眠への近道か!?
「腰を痛めていましたが、マットレスを購入したらよく眠られるようになりました」(千葉県・会社員・44歳)
フィギュアスケート選手の浅田真央さんが宣伝しているエアウィーブや、サッカー選手のネイマールさんが宣伝しているAiRに関心をもっている人もいました。
「マニフレックスの畳めないマットレスを敷いて、日中はカビないように布団干しにかけています。日中通気をよくしてからしまえるといいなと思っています」(新潟県・主婦・34歳)
高級マットレスの素材によっては、畳むことができなかったり、天日干しができなかったりと難点はあるものの、実際に使っている人からは、体への負担の違いを実感できるという声も上がっています。
快適な眠りを得ることで、仕事や生活の質がアップするならばお金をかける価値は十分にありそうですね。
理想と現実のはざまでせめぎ合う!みんなの寝室事情
「部屋にベッドだけ置いて寝たいけれど、旦那が、寝室にゲームやテレビを置きたがります」(福島県・会社員・35歳)
アロマの香りに癒されながらホテルのような寝室でぐっすり眠りたい! そんな理想とは裏腹に、女性たちの多くが抱える睡眠環境の悩みとは?
●夫のいびきに悩む妻
「旦那のいびきがうるさく、耳栓なしでは寝られません!」(千葉県・会社員・45歳)
「夫の怪獣のようないびきで夜中に起きてしまうことがあります」(東京都・自営業・34歳)
夫のいびきが原因で、夫婦の寝室を別々にしたという人もいました。
●子どもが小さいご家庭のママは…
「クイーンサイズのベッドに夫と6歳の娘と3人で寝ているのですが、娘の寝相が悪くパンチやキックでたびたび起きてしまいます」(埼玉県・会社員・38歳)
「子どもと一緒に寝ているのですが、子どもの寝相がダイナミックなので、こじんまりとまとまって眠っている自分がいます」(熊本県・会社員・37歳)
幼い子どもたちと大人では、体感温度も違っているので、寝苦しさのシワ寄せが直撃しているというママたちからの悲鳴も。
●家族のライフステージに合わせた寝室づくりの難しさ
「家族の人数が増えたのと子どもが大きくなったので、どうやって寝るか悩んでいます」(東京都・主婦・31歳)
「夫と起きている時間が違うので、息子と下の和室に2人で寝ています。でも3人で寝られるようになれば、部屋をもう少し広く使えるのにと考えています」(茨城県・会社員・30歳)
「子どもが大きくなってきたので、4人で寝るには厳しくなってきました。もう1つ部屋があれば、分断したいところです」(東京都・自営業・38歳)
「家族4人で3枚の布団に寝ています。子どもたちがくっついてくるので狭く、眠りも浅いのでなかなか疲れが取れないことが不満です」(東京都・自営業・41歳)
「子どものベッドを買うか悩んでいます。今は一緒に寝ているので、蹴られすぎて悩んでいます」(静岡県・主婦・38歳)
今回のアンケートでは、敷布団を利用している人がベッドで寝ている人を少し上回る結果でしたが、ここはスペースの問題が大きく関係しているケースもあるようです。
●寝室のスペースがもっと広ければ…
「今は社宅なのでベッドを置くスペースがなく、布団を敷いています。子どもたちと一緒に寝ていますが、寝相が悪く寝ている最中に蹴られたりするので本当は一人で寝たいです」(北海道・主婦・34歳)
「ベッドで寝たいのですが、部屋が狭くベッドが入れられません。ベッドと同じような感覚で寝られる布団がほしいです」(群馬県・講師・42歳)
「理想はシングルベッドまたはセミダブルを二つ寝室に置くこと。ホテルみたいなベッドルームっていいなぁ。すっきり起きたいです」(北海道・主婦・44歳)
転勤が多いご家庭では、引っ越し先の都合がわからないので、大きなベッドが欲しくても買うことができないという声も。
●寝具を買い替えるのは出費が大きい
「シングルの布団を2枚敷いて寝ていますが、引っ越してから部屋が狭く感じます。ダブルベッドを置いて、ベッド下収納を入れたいのですが、出費が大きく、またじっくり家具店など行くのも密になりそうで行けないままです」(神奈川県・アルバイト・44歳)
「子どもと一緒に寝ているので体勢が変えづらく、首に負担がかかりやすいので、よい枕を永遠に探し続けている状態です。子どもと快適に感じる温度が違うので、毛布、タオルケットなどを一緒に使えません。その結果、寝具がどんどん増えて収納に困っています」(東京都・主婦・38歳)
家族皆の寝具をまとめて買うとかなりの出費になりますし、買うならば失敗はしたくないので、きちんと選びたいところ。悩みは尽きません。
<取材・文/烏丸莉也>