スイーツづくりがブーム。いろんなレシピに挑戦している人もいるのではないでしょうか?
台湾スイーツが得意な料理研究家の若山曜子さんに、ネットでも話題沸騰の台湾カステラの紅茶味のレシピを教えてもらいました。


ネットでも人気だった台湾カステラ。軽やかな口あたりがたまりません

手づくり型で簡単に。人気の台湾カステラを香り高い紅茶味で




●台湾カステラ紅茶味


卵の優しい風味が際立つきめ細かい生地は、口に入れるとシュワッと溶けるように軽やか。
濃いミルクティーを混ぜて香り高く仕上げます。焼きたても格別だけど、翌日のしっとり食感も美味。



【材料(20×20×高さ7cmの型1台分)】

・紅茶のティーバック 2個

・水 1/2カップ

・牛乳 1/4カップ

・植物油(太白ゴマ油、米油など) 60g

・薄力粉 90g

・卵 6個

・グラニュー糖 90g


【下準備】
・卵は卵黄と卵白に分ける
・段ボールで型をつくり(下記参照)、クッキングシートを敷く
・オーブンは180℃に予熱し、天板はあれば2枚重ねる

【つくり方】



(1) 紅茶液をつくる。小鍋にティーバッグと分量の水を入れ、1分ほど煮たら牛乳を加え、沸騰したら弱火にして少し煮る。70ccを取り分ける。




[POINT]指を入れたときにやや熱いと感じるぐらいが、60℃の目安

(2) フライパンに湯を沸かし、大きめのボウルに油を入れて湯せんにかけ、60℃くらいに温めて湯せんから外す。
※やけどに注意。煙が上がっているような油には触らないこと。



(3) (2)に薄力粉をふるい入れ、泡立て器でしっかり混ぜる。




[POINT]1回目に紅茶液を加えたときは生地がかたくなるが、2回目を加えてからはゆるんでトロッとしてくる

混ぜた後は、(1)の温かい紅茶液を半量ずつ2回に分けて加え、その都度混ぜ、さらに卵黄を加えてしっかり混ぜる。


[POINT]メレンゲのかたさの目安は、泡立て器で持ち上げるとゆるくツノが立つくらい。ピンとツノが立つのは泡立てすぎなので注意を

(4) 別のボウルに卵白を入れて泡立て、白っぽくなってきたらグラニュー糖を少しずつ加え、メレンゲをつくる。



(5) (4)の1/4量を(3)に加えてしっかり混ぜる。さらに残りの(4)を加え、泡立て器でさっくりと混ぜる。



(6) 型に流し入れ、表面を平らにならす。天板にのせ、予熱したオーブンに入れて10分焼き、150℃に下げてさらに40分焼く。焼き上がったら、10cm上から型ごと一度落とし、そのまま冷ます。



[全量1723kcal]




●段ボール型のつくり方


薄めの段ボールがつくりやすくておすすめ。オーブンに入れるので、テープやシールがついていたらはがしてください。


(1) 赤線部分に切り込みを入れる。点線部分はカッターで軽く跡をつけて折り曲げる。


(2) ホチキスで数か所とめ(テープは使用不可)、反対側も同様にする。

ESSE8月号
の「おうちで魅惑のアジアンスイーツ」特集では、そのほかにも若山曜子さんのひんやりデザートからカンタン焼き菓子まで、手づくりスイーツレシピをご紹介。旅するように本場のおいしさを自宅で再現してみてくださいね。

<お菓子制作/若山曜子 撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>