名古屋グランパスなどで4シーズンにわたりJリーグでプレーをしたFWロビン・シモビッチ【写真:Getty Images】

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名古屋と大宮で活躍した199センチの長身FWシモビッチが語る“日本愛”

 かつてJリーグで4シーズンにわたってプレーした199センチのスウェーデン人FWロビン・シモビッチ(リヴォルノ・カルチョ)は、日本時代を振り返り「人生で最高の4年間だった」と語っている。

 スウェーデンメディア「fotbollskanalen」が報じた。

 長身ストライカーは2016年、母国ヘルシンボリから名古屋グランパスに移籍。圧倒的な高さを駆使し、J1リーグ戦29試合で11ゴールをマークした。翌シーズンはJ2リーグ戦40試合18ゴールと活躍し、チームの得点源として存在感を発揮。2018年から大宮アルディージャに籍を移すと、2年間でJ2リーグ戦53試合14ゴールの結果を残した。

 今季からイタリア2部リヴォルノ・カルチョに加入したシモビッチは母国メディアの取材に対して、「ヨーロッパでも何かを成し遂げるのは楽しいだろうなと思っていた」と言及。「僕はチャレンジを求めていた」とイタリア挑戦の思いを明かしている。

 その一方、日本時代について問われ、「日本では4年間プレーしていた。日本が大好きだ」と語ったシモビッチ。インタビュアーから「日本が大好きなんだね。日本の何がそんなに良いの?」という質問が飛び、次のように答えている。

「日本にどんな問題があるっていうの? クラブの組織、日々の生活、満員のスタジアム、楽しいサッカー。日本には良い施設もあるし、そういったものがすべて揃っている。日本のビッグクラブにいることは、ヨーロッパのビッグクラブにいるようなものだ」

 日本で充実した日々を過ごしたと力説するシモビッチは、ピッチ外での日々についても「個人的にも家族にとっても、人生で最高の4年間だった。とても楽しかった」と口にしている。

 現在は新型コロナウイルスの影響を受けて、イタリアでもシーズン再開に向けて協議が進められている。「契約期間は延長されるけど、いつシーズンが終わるは分からない。自分だけのことじゃないからね。リーグには、そんな状況に陥っている選手がたくさんいると思うよ」と語る。

 将来的な母国帰還も考えているというシモビッチ。「できるだけ高いレベルでプレーしたいと思っている。コロナの騒動が収束し、ピッチ上でパフォーマンスを発揮できるようになることを願うばかりだよ」と続け、1日も早いシーズンの再開を待ち望んでいる。(Football ZONE web編集部)