写真のフォトアートスタジオ（帝国データバンク撮影）
　（株）写真のフォトアートスタジオ（TDB企業コード：983308844、資本金1000万円、東京都中央区日本橋室町1-10-8、代表山形正志氏）は、3月26日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

　破産管財人は三浦亮太弁護士（東京都千代田区大手町1-5-1、三浦法律事務所、電話03-6270-3500）。債権届け出期間は4月23日まで。

　当社は、1973年（昭和48年）12月に前身企業が手がけていた百貨店向けの撮影部門を分離独立する形で設立。大手百貨店や通販会社のカタログ用のコマーシャルフォトの撮影を主体に、イベント関連のポスター、チラシなどの撮影も行い、ピークとなる2003年11月期には年収入高約3億5000万円を計上していた。

　しかし、近年は主力取引先からの受注減少に加え、デジタル化の影響で業況が悪化。2018年11月期の年収入高は約1億1700万円まで落ち込み、新規取引先の開拓や人員削減に注力したものの、その後も資金繰り悪化に歯止めがかからず、今年2月末に事業を停止していた。

　負債は債権者約34名に対し、負債約8500万円。