カンナヴァーロ氏、好調ラツィオをバッサリ「今のペースを維持するのは無理」

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 元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロ氏が、今季のセリエAにサプライズを届けるラツィオに言及した。11日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

 シモーネ・インザーギ監督率いるラツィオは、昨年9月のセリエA第6節ジェノア戦からリーグ戦での無敗を継続中で、第9節から第20節にかけてはクラブ記録の11連勝を達成。第23節終了時点で勝ち点「53」を獲得し、勝ち点「54」で並ぶ首位インテル・2位ユヴェントスに続いて3位につけている。

 カンナヴァーロ氏は今季のラツィオについて、「チーロ・インモービレという素晴らしい点取り屋と、ルイス・アルベルトという創造性溢れる選手がいて、ほとんど困難に直面しない堅固な守備を誇っている」と称賛した。一方で、「優勝争いのライバルと比べて選手層が薄く、ここまでの調子を維持することはできないと思っている」とシーズン後半戦の失速を予想。続けて、16日に行われるセリエA第24節でのインテルとの直接対決によって、「ラツィオは、彼らがどこまで行けるのかを理解することになるだろう」と語った。

 20年ぶりのセリエA制覇を目指すラツィオは、すでにヨーロッパリーグとコッパ・イタリアからは敗退しており、リーグ戦に集中できる状況だ。今後もアタランタ(第27節)やユヴェントス(第34節)との直接対決を残しているが、まずはホームのインテル戦、アウェイで0−1と敗れた前回対戦(昨年9月)の雪辱を果たしたいところだ。