1月2日の新年一般参賀でも、手術された両目を保護するために、サングラス姿だった

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「1月29日の夕方、皇居・吹上仙洞御所で、上皇さまが一時意識を失って倒れました。そのとき、いびきのような息づかいをされていたそうで、すぐに医療措置を受けられたとのこと。

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 翌日、頭部MRI検査と専門医の診察を受けられましたが、原因は見つからず。ただ、その後は回復して普段どおりの生活に戻られたそうです」(皇室担当記者)

 在位中の'18年にめまいや吐き気を伴う脳貧血、昨年7月にも再び脳貧血の症状で侍医の診察をお受けになった過去がある上皇さま。86歳というご年齢もあり、周囲の人々、とりわけ美智子さまは常に上皇さまのご体調を注視されているという。

「今回は一緒にいた美智子さまが緊急用ブザーを鳴らし、侍医がすぐに駆けつけました。普段から上皇さまをいちばんご存じなのは、間違いなく美智子さま。ご様子がいつもと違うことにいち早く気づかれて、それを逐一、職員に伝えていただいているのです」(上皇職関係者)

 ただ、上皇后さまのご体調も決して万全ではない。数年前には『頸椎症性神経根症』と診断され、昨年には白内障と乳がんの手術を受けられており“満身創痍”の状態。

 昨年9月以降も、精神的ストレスが原因で血が混じる嘔吐が数回あり、減少した体重も元に戻っていないそう。

お引越しの際に心配されるご体調

「上皇さまが倒れられた際、美智子さまが近くにいらっしゃったことが幸いだったと思います。侍医を呼ぶなどの早急なご対応がなければ、万が一という可能性もあったかもしれません。

 お引っ越しの準備もありますし、美智子さま自身も、ご体調が万全ではない中で、上皇さまへの気配りもされているというのは、とても大変な状況でしょうね」

 そう話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさん。

「上皇ご夫妻が3月末までに『高輪皇族邸』に引っ越された後、皇居を改修して天皇ご一家が移られるのが早くて年末とみられます。その後、約4か月かけて赤坂・東宮御所を改修し、上皇ご夫妻がお住まいになるのは準備などを含め、今から“1年半”ほどかかる見込みです。

 しかし、おふたりともご高齢で体調にも不安があるので“2回のお引っ越しで大きな負担がかかるのでは”と、心配の声が上がっています」(宮内庁関係者)

 さらに、現在も延期されている眞子さまのご結婚問題も、おふたりにとっては心配事のひとつであるだろう。

「ご高齢のおふたりにとって、これから高輪と赤坂に2回も引っ越されるのは、そうとうなご負担だと思います。初孫である眞子さまの結婚問題もご心配でしょうし、心労がたまっておられることでしょう。

 ただ、美智子さまにとって赤坂は、3人のお子さま方を育てていらっしゃった“合宿所”と表現されるなど、30年間もお住まいになった思い出がつまった場所なのです」(渡邉さん)

 赤坂で過ごされる日まで、ご自愛いただきたい─。