『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』のゴッサム・シティは最もハードでダークなバージョンに!
DC映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のプロデューサーのスー・クロール&ブライアン・アンケレスが取材に応じ、本作で描かれるゴッサム・シティは「最もハードでダークなバージョン」だと明かした。
『スーサイド・スクワッド』の人気キャラクター、ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)と、彼女が新結成する最凶チーム「BIRDS OF PREY」の活躍を活写する本作。悪のカリスマ=ジョーカーと別れて覚醒したハーレイは新たな仲間たちと共に、裏社会を牛耳る危険なサイコ野郎ブラックマスク(ユアン・マクレガー)とのカオスな戦いに身を投じることになる。気鋭の女性監督キャシー・ヤンがメガホンを取った。
「BIRDS OF PREYのメンバーはみんな、どこか喧嘩っ早い」というアンケレスは、「僕らが描くゴッサムの世界はずっと薄汚くてダークで、マンハッタンというよりブルックリンなんだ。これまで描かれてきたゴッサムよりも、もっとダークでハードなバージョンだ」とハードなゴッサムこそ彼女たちに適した場所だったとアピール。実際に本作は、本国アメリカではR指定を受けている。
アンケレスはチームのメンバーについて「とても歪んだ倫理観を持つハーレイに対して、規則を守る厳格なレニー・モントーヤ(ロージー・ペレス演じるゴッサム市警のはぐれ者刑事)がいる。そこにダークな過去があるハントレス(メアリー・エリザベス・ウィンステッド演じる殺し屋)を放り込んだんだ。そしてカサンドラ・ケイン(エラ・ジェイ・バスコ演じるスリの少女)には闘志に満ちたバックストーリーがある」と明かし、互いに補い合い、一人ひとりが独自の倫理基準を持っているからこそユニークなチームなのだと説明した。
一方のクロールも「ものすごく楽しくておかしくて、とても威勢がよくて知的で斬新」と本作のユニークさに自信を見せる。「物語はハーレイの視点を通して語られる。どんなプリズムを通すことになるか想像してみて? ちょっとクレイジーで歪んだ見方で世界を見ることになるのよ。そしてもちろん、彼女は精神科医でもあり、ものすごく知的で抜け目がない。この作品には素晴らしいアクションがたくさんあって、全ての女性キャラクターたちに見せ場があり、女性のエンパワーメント(力を獲得すること)についての素晴らしいテーマがある。これは『BIRDS OF PREY』のオリジンストーリーよ。『スーサイド・スクワッド』の続編じゃない」と力説していた。(編集部・市川遥)
映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は3月20日より全国公開