【ラグビーW杯】豪協会の女性幹部が感銘 横浜の日本ファンの姿は「あまりに情熱的で敬意に溢れた…」
大会を支える裏方も感じた現場の熱気
熱戦もいよいよ佳境に入ったラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。大会公式サイトではマッチコミッショナーを務めるオーストラリア人女性に注目。大会を支える裏方はホスト国の観衆について「あまり情熱的で敬意に溢れたサポーター」と絶賛している。
オーストラリアラグビー協会で女子部門のトップを務めるジリー・コリンズさんは今大会でマッチコミッショナーを務める女性3人のうちの1人だ。大会公式サイトではコリンズさんにスポットライトを浴びせている。
試合当日は芝の状態や広告ボードの設置状況などを確認。中継局へのブリーフィングなど様々な業務をこなしている。
「試合開始5時間前から終了の2時間後までは大忙し。細部まで整備されていなければいけないし、全てを同時に進める必要がある。重要な決断の際もプレッシャーの中で、冷静さを保たなければいけません」
「ホスト国のテストマッチに関われたことは私のハイライト」
試合を運営する現場のトップとしての苦労をこう語ったというコリンズさん。一番印象に残っているのは、横浜で行われたグループリーグA組最終戦の日本対スコットランド戦だったという。
「日本人のファンで満員となったスタジアムで行われた、ホスト国の出場するテストマッチに関われることは私のハイライトでした。この国がいかにラグビーワールドカップを享受しているのか、直接見ることができたのはアメージングでした。ただスタジアムにいて、試合中ずっと続く観衆の熱気を耳にすることはとても特別なことです。彼らはあまりに情熱的で敬意にあふれたサポーターなんです」
日本人サポーターの熱狂と礼儀正しさ――。どの国であっても、スタンドで好プレーに喝采を惜しまず、熱戦を盛り上げた日本人ファンは各国メディアを通じて、世界に発信された。女性コミッショナーの心にも日本人サポーターの素晴らしさが深く刻まれたようだ。(THE ANSWER編集部)