森保一監督(撮影:森雅史/日本蹴球合同会社)

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8月30日、森保一監督が9月5日のパラグアイとの親善試合、10日の2022年ワールドカップ・アジア2次予選初戦、ミャンマー戦に向けたメンバーを発表しました。

試合をする以上、相手をリスペクトするのは大切だと思います。どんな状況でも大事です。その前提がありながらも、選手の立場なら今回は難しいシチュエーションと思います。

チームを移ったばかりの選手にとって、今はとても大切な時期です。堂安律はまだ試合に出場していませんし、久保建英と中島翔哉はまだポジションを確保できていません。みんなチームでは1日も無駄にできません。

もちろん日本代表に招集されることは名誉ですし、選手にとっては断れない話です。ただ、チームに馴染もう、ポジションを奪おうと思っているときに、相手との力の差がありそうなカードに呼ばれるのは、わかっていてもなかなか複雑な気持ちだと思います。

もっとも森保一監督にとってみると、ベストメンバーを招集するのは当たり前です。相手と力の差があっても足元をすくわれるというのは、前回ワールドカップ・アジア2次予選の初戦、シンガポール戦で引き分けたことでも明らかです。

隙を見せるとその後の対戦相手との試合も大変になるというのも、4年前に日本が経験しました。それならば、どんなに慎重に見えても今回は安心できるメンバーを揃えておくことが大切でしょう。

いろいろな思いが交錯するのが今回の試合だと思います。気持ちにモヤモヤする部分があるとすれば、それを吹き飛ばすくらいの試合をまずパラグアイ戦で見せて、カタールへの第一歩を踏み出してほしいと思います。