GIGAZINE編集部でiPhone Xをワイヤレス充電中、充電が全くできていないことに気がつきました。しかも手に持った感触に違和感があり、よく見るとバッテリーが膨れ上がっています。このままでは爆発の可能性なども考えられるため、購入時に加入したAppleCare+の「エクスプレス交換サービス」を使って修理を依頼することにしました。

AppleCare - Apple(日本)

https://www.apple.com/jp/support/products/

使用していたワイヤレス充電器はiPhone Xにも対応している「mophie Wireless Charging base」。



そしてバッテリーが膨らんだiPhone X。上から見ると何の問題も無いようにみえますが……



横から見ると、向こう側が見えるくらい膨張しているのが分かります。



iPhone X(奥)の隣に、異常の無いiPhone XS(手前)を並べてみました。



iPhone XS(手前)と比べてiPhone X(奥)のディスプレイが反り返っており……



横に並べると一目瞭然。iPhone X(左)がiPhone XS(右)よりも明らかに膨らんでいるのが分かります。



バッテリーが爆発する危険性もあることから、この端末を契約した際AppleCare+に加入していたので、そのサービスのひとつであるエクスプレス交換サービスを使ってiPhone Xを交換してもらうことにしました。AppleCare+は、iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」の中に「AppleCare+」の項目があり、有効期限内であれば利用可能です。画面はiPhone XSのもの。



エクスプレス交換サービスは電話でのみ申し込みを受け付けているので、電話番号を確認するためApple公式サイトにアクセスします。右上の「サポート」をクリック。



Appleサポートのページに移動するので、画面を下にスクロールして「修理」をクリック。



製品の種類を選択するページが表示されるので「iPhone」をクリック。



画面を下にスクロールしていくと、エクスプレス交換サービスについての説明があるので青い文字で書かれた「iPhone エクスプレス交換サービスについて」をクリック。



「電話でエクスプレス交換サービスを申し込む」をクリック。



日本から問い合わせを行うので「アジア太平洋」をクリック。



国内からかける場合の電話番号から申し込みを行います。



電話では、オペレーターから修理に出すiPhoneに登録したApple IDと、シリアル番号またはIMEIを確認されます。シリアル番号は「設定」→「一般」→「情報」から確認が可能。



IMEIは、「設定」→「一般」→「情報」に表示される「主回線」という項目に記載されています。



IMEIはSIMカードのスロットにも記載されています。SIMカードのスロットはiPhoneの側面にある小さな穴を、針などの細長い棒状のもので押すことで取り出すことができます。



小さく書かれた数字がIMEIです。



確認が終わったら「iPhoneを探す」をオフにするようオペレーターから指示されます。「iPhoneを探す」をオフにする手順は「設定」から赤枠部分のアカウント名をタップ。



「iCloud」をタップ。



下にスクロールして「iPhoneを探す」をタップ。



赤枠部分の「iPhoneを探す」をタップします。



パスワード入力が要求されるので、パスワードを入力して「オフにする」をタップすると「iPhoneを探す」がオフになります。



正しくオフになったかをオペレーター側でチェックしてもらい、チェックが終わると、料金についての説明が行われます。iPhoneの返却に応じなかった場合や、水没や破損が確認された場合に料金が発生するとのことで、最大iPhone1台分の料金が発生するようです。

最後にiPhoneを届けてもらう住所を口頭で伝えて、電話での受付は終了です。受付終了後、クレジットカード情報入力用のメールがAppleから送信されます。「支払う」をクリック。



クレジットカード情報を入力すると注文が完了となり、通常2〜3日後にApple指定の配送業者が交換用のiPhoneを届けに来ます。交換用のiPhoneを受け取ったら、不具合のあるiPhoneを配送業者に渡し、そのままAppleに返却してもらいます。SIMカードやiPhoneケースなどは外しておく必要があります。



クレジットカード情報の入力から2日後、配送業者が交換用のiPhoneを届けに来たので、不具合のあったiPhoneと交換してもらいました。バッテリーが膨張したiPhoneと引き換えに届いたのは、エクスプレス交換サービスについての案内と、交換品について書かれた紙、そして交換品である新品のiPhone X。



交換品について書かれた紙は2枚に折りたたまれており……



開くとSIMカードを交換するための針のようなものが入っていました。



裏面にはSIMカードの交換の仕方が書いてあります。



SIMカードを交換します。



エクスプレス交換サービスの手続きが終わり、新品同様のiPhoneを手に入れることができました。Web入力ではなく、オペレーターに口頭でAppleIDや住所などを伝えるのは少々手間ではありますが、クレジットカード情報を入力してから交換用のiPhoneが届くまでは早いので、Apple Storeが遠い場合や、すぐにiPhoneを交換してほしい場合には重宝するサービスでした。なお、壊滅的な損傷がある場合などは、交換用のiPhoneの価格を負担する必要があるため注意が必要です。