『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』初日舞台挨拶が26日、都内・丸の内TOEIにて行われ、キャストの奥野壮、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐、劇場版ゲストの前野朋哉、若林時英、斉藤秀翼、監督の田粼竜太が登壇した。

「仮面ライダージオウ」の“本当の最終回”という位置付けにあたる今回の劇場版。「すべてのウォッチを集めたとき、覇道が切り開かれる。」奥野壮扮する主人公・常磐ソウゴがすべてのライドウォッチを集めたとき、歴史の管理者“クォーツァー”が現れる。王誕生に隠された大いなる陰謀が明らかになっていく。

公開初日を迎え、奥野は「嬉しいです!僕たちの集大成といえる映画を皆さんの元に届けることができて本当に感慨深いです」と喜びをあらわに。お気に入りのシーンを聞かれると、「予告編にもある、ウォズとの牢屋でのシーン。監督と話し合いをして、自分なりにどういうセリフがいいか考えたものを使ってくださったので、僕にとっての1年間の成長を皆さんに観てただけるシーンになっています」とコメントした。

押田は「個人的にすごく好きなシーンがあって、甲冑を着て侍の格好で刀を抜く。時代劇がすごく好きなんです!」とハニカミ。その言葉に、前野は「めちゃくちゃ似合ってましたよ!(自身が演じる織田)信長より明らかに強いなと思いました。この後、これから時代劇があるだろうと思っています!」と太鼓判を押した。

大幡も戦国時代でのワンシーンをあげ、「着物を着て撮影したアクションはすごくお気に入り」と明かす。渡邊はエンドロールでの粋な演出に「何より感動した。僕らの集大成の映画、わけわからないくらい感動しました!」と興奮しきり。さらに、劇中でのウォズについて「皆さん、嫌わないでください!」と言い、会場を沸かせた。

監督の田粼は「令和の時代へいくためには、やはり平成にお別れを告げなければいけない。平成仮面ライダーの最後、皆さん平成を終わることができたでしょうか?黄色いライダー(仮面ライダーゼロワン)と一緒に令和へ進んでください!」をメッセージを贈った。

謎の存在である歴史の管理者・クォーツァ―の一員であるジョウゲン/仮面ライダーザモナスを演じる斉藤。2013年に「獣電戦隊キョウリュウジャー」イアン・ヨークランド/キョウリュウブラック役でレギュラー出演していたことから、敵役を演じ「最後、敵が爆発してヒーローが勝つじゃないですか。爆発して終わるのは初めて。これが、こっちサイド(悪役側)の終わり方かと」とコメントした。

最後に奥野は「夏映画はジオウ・リュウソウジャーで盛り上げたい!公開となったことを本当に嬉しく思います。ジオウ・リュウソウジャー本編の方もまだまだ続きますので、よろしくお願いします!」とアピールし、イベントを締めくくった。

なお、去る5月20日、89歳で逝去した、元東映副社長の渡邊亮徳さんを偲ぶ会が、本日7月26日18:00より品川プリンスホテルにて執り行われる。渡邊亮徳さんは特撮ヒーローやアニメーション、Vシネマ等、数多くの映像娯楽を生み出したパイオニア的存在。その“仮面ライダー生みの親”である渡邊亮徳さんを偲ぶ会が、奇しくも本作の劇場公開初日と同日に行われる。『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』のエンドロールには、その“生みの親”の死を悼み、「We miss you, Yoshinori Watanabe(1930-2019)」の一文がクレジットされる。偲ぶ会には、初代仮面ライダーを演じた藤岡弘、をはじめ、高橋英樹、五木ひろしらが来場予定。

初日舞台挨拶には、『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』キャストの一ノ瀬颯、綱啓永、尾碕真花、小原唯和、岸田タツヤ、兵頭功海、監督の上堀内佳寿也も登壇した。

『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』は全国公開中

劇場版「ジオウ・リュウソウジャー」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 (C)2019 テレビ朝日・東映 AG・東映

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