映画『新聞記者』公開記念舞台挨拶が29日、都内・新宿ピカデリーにて行われ、キャストのシム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、高橋和也、北村有起哉、監督の藤井道人が登壇した。

東京新聞記者・望月衣塑子のベストセラーを“原案”とした映画『新聞記者』。“権力とメディア”“組織と個人”のせめぎ合いを真正面から描いた今作で、女性記者の吉岡エリカを演じるのは『サニー 永遠の仲間たち』『怪しい彼女』などで知られるシム・ウンギョン、エリート官僚の杉原拓海を『孤狼の血』『居眠り磐音』など話題作への主演が続く松坂桃李が演じている。

日本映画初主演を務めたシム・ウンギョンは、映画の公開に「去年の10月に撮影してから、季節も変わり、こうしてここに立っているのが不思議なくらい実感がないです。時間の速さをすごく感じています。この映画を通して、皆さんに何かを感じ取っていただけたらと思います」とコメント。松坂も「観てくださった方の感想がこの映画のすべてかなと思っています。皆さんの感想がすごく集まって、映画のHPがパンクしたみたいで…それくらい熱量のある作品なんだなと改めて実感しております」と明かした。

松坂とは初共演で、今作では夫婦役を演じている本田。松坂の印象を聞かれると、「静かな方です。とても落ち着いていて、居心地のいい雰囲気を持っている方です!」と告白。シムも「私もそう思っています!あまり喋らなくても平気というか、すごく良い俳優さんだなと思います」と話した。現場では、松坂とゲームの話題で盛り上がったようで「カードのゲームをやられているようで…」と本田。シムも「私も(ネットニュースなどで)読みました!ゲームが好きと…」と言うと、松坂は「あってます!大正解です(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。

イベントでは、「もし自分が新聞記者だったら?」とのお題で、最近起こったスクープや伝えたいことをフリップで発表するコーナーが。シムは「お祝い!公開!新聞記者!!」と書き、映画公開の喜びを伝える。松坂は「テレビが…!?」と明かし、「先日からテレビがうんともすんとも言わなくなってしまいまして…リモコンの電池を変えてもつかない、電池をクルクルクルッと(指の腹で転が)してもつかないし…コンセントを抜き差ししても、主電源の方もつかなくて…テレビがつかない状態で。非常に困りますね〜。バラエティ番組見たいし…」と、チャーミングな人柄が垣間見れるエピソードを明かし、会場は笑いに包まれていた。

映画『新聞記者』は全国公開中

(C)2019『新聞記者』フィルムパートナーズ

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