会談前に握手する文大統領(左)と習主席=27日、大阪(聯合ニュース)

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【大阪聯合ニュース】韓国文在寅(ムン・ジェイン)大統領は27日、大阪で中国習近平国家主席と首脳会談を行い、習主席が先ごろ就任後初めて北朝鮮を訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と会談したことなどについて、「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和のための建設的な役割と寄与に感謝する」と伝えた。その上で、この日の会談について「訪朝結果を直接聞ける機会が持てて、非常に意味深いと考える」と述べた。

 主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット、28〜29日)に出席するため、文大統領はこの日大阪を訪問した。

 文大統領は「G20首脳会議のスタートを習主席との会談から始めたことは非常に意味深いと」とし、「きょうの会談を通じて友好協力と朝鮮半島および地域内の平和繁栄のための方策について深く議論することを期待する」と伝えた。

 また昨年11月にパプアニューギニアで行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて行われた習主席との首脳会談を振り返りながら、「(前回の首脳会談から)これまでの7カ月に、両国の外交・安保当局間の対話が活発に行われた」とし、特に首相や議会のトップなど高官による会談が活発に行われたと評価した。

 さらに「昨年の両国の貿易・投資も過去最大を記録するなど経済協力関係も発展した」とし、「人的交流・文化など体感度が高い分野の交流もさらに強化されることを期待する」と話した。

 習主席は「われわれ両国が手を握れば多くのことをやり遂げることができる」とし、「中国韓国との両国関係が絶えず発展するよう推進し、朝鮮半島とこの地域の平和と安全の維持に寄与する」と話した。