コンテ氏に断られたローマ、解任濃厚のチェルシー監督に正式オファーへ

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 ローマは来シーズンの監督にチェルシーのマウリツィオ・サッリ監督を正式に迎え入れる準備が出来ている模様だ。7日にイギリス紙『テレグラフ』が報じた。

 3月にエウセビオ・ディ・フランチェスコ氏を解任し、クラウディオ・ラニエリ現監督を招へいしたローマ。同監督との契約期間は今シーズン限りとなっており、現在同クラブはその後任を探している。

 元イタリア代表監督のアントニオ・コンテ氏を第1候補に考えていたローマだが、給与面での折り合いが付かず、合意には至らなかったようだ。

 そこで、同クラブは第2候補のサッリ監督の招へいに向けた本格的な準備を始めたようで、チェルシー側も同監督の退任を容認する可能性が高そうだ。

 就任1年目の今シーズンのチェルシーでは、同クラブに3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場権をもたらし、ヨーロッパリーグでも準決勝まで駒を進めトロフィーの可能性を残すなど、傍目から見ればその1年目は概ね成功のように思える。しかし、チェルシー上層部は、ファンからの信頼を掴み切れていない同監督が、試合中にチャントでその采配を揶揄される状況を好ましく思っておらず、わずか1年で再び監督交代に踏み切ることも視野に入れているようだ。