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4月16日・17日の2日間、五反田・TOCビルでUCCの展示商談会「UCC FOODS Smile Festa 2019」が開催された。テーマは「未来のカフェに会いに行こう」。

会場入り口の最も目立つ場所に展示されていたのが、UCCがQBIT Roboticsと共同開発したロボットカフェ「&robot cafe system」だ。

ユニバーサルロボット社の協働ロボット「UR5」を活用したこのカフェは、必要なスタッフが0.1人日ということで、ほぼ無人で運営できる店舗だ。人手が必要なのはシステムの起動・終了と材料の補充と清掃作業のみ。販売などもシステムと連携して無人で行なってくれる。

初期費用は、店舗の外装からコーヒーの業務用システムまで含めて2,000万円。これは他のカフェチェーン店の初期費用と比較しても変わらないコスト感だという。人件費がかからない分、投資回収が早くなる可能性も高い。また、本来のカフェよりも厨房の面積が狭くなり、小さなスペースでもカフェを作ることができるのも強みだ。

来店客がタブレットから注文をし、カップを所定の場所に置くと、UR5がカップを掴んでコーヒーを作り始める。展示会では、ドリップコーヒー・カフェラテ・抹茶ラテ・アイスコーヒー・アイスカフェラテの5種類が注文できたが、実際にはこの他にも様々な飲み物を注文することができ、ソフトドリンクにも対応可能だ。

実際に出来上がったコーヒーを飲むと、カフェで飲むような味わい深いコーヒーだった。UCCの良いコーヒー豆を使っているのだという。

カフェには4台のカメラが備わっている。これで近くにいるお客の顔を認識し、年齢や性別のほか、その人が今どのような感情なのかを把握する。

ハッピーな感情であれば、積極的にロボットから話しかけて接客をする。お客の感情に合わせて接客を行なうことを目指したシステムだ。

以前は協働ロボットの「Sawyer」を活用していたQBIT Roboticsだったが、ロボットに依存しない動作シーケンス記述が可能な Robot Restaurant OS の開発により、UR社のロボットにも対応した。

本来ディスプレイが付いていない「UR5」に、QBIT Roboticsはあえてディスプレイを取り付けた。背景にあるのは、おもてなしを大切にするというQBIT Roboticsの考えだ。同社は、単にコーヒーを提供してくれるロボットを目指しているのではなく、人が接客をするようにおもてなしができるロボットを目指している。そのためには表情や話しかける対象が必要であり、ロボットの顔を表示するためのディスプレイが必要だったというわけだ。

国内のコーヒー市場は着々と成長をしている。一人当たりのコーヒーの消費量が増加し、コンビニなどでも美味しいコーヒーが飲めるようになった。その一方でサービス業の人手不足はどんどんと深刻になっている。

「0.1人」という少ない人手で運営できるロボットカフェは、各地で人気になることだろう。

(ロボスタ編集部)