日本人2人目となるNBAプレイヤーとなった渡邊雄太は、今季メンフィスグリズリーズで15試合に出場。39得点、31リバウンドを記録した。すると17日、帰国した渡邊がテレビ朝日「報道ステーション」に生出演。今季の戦いを振り返った。

「1年間、NBAっていう厳しい世界でチームメイトがカットされたりトレードされたりっていうのを間近で見ていてはきたんですけど、そんな中で1年間やり通したっていうのはすごく大きな意味があること。すごく成長ができた1年だった」

こう振り返った渡邊は、NBAで15試合に出場したことについて「なかなか試合には出してもらえず、15試合に終わった」と不満気な様子。NBAとGリーグ(下部組織)、2つのリーグでプレーできる(NBAは最大45日)2WAY契約に言及すると「そこが大変だった部分で、前日の夜も明日どっちに行くのかわからない。そういうこともありまして、夜寝る前にいきなり電話がかかってきて『明日はこっちでプレーしてくれ』とか『明日はここに行ってくれ』とか、その部分は大変な部分」と苦労を明かした。

また、今季対戦した選手について訊かれると、バックスのヤニス・アデトクンボの名をあげ、「211センチ、身長がすごいんですけど、それに加えて身体能力が本当に凄い」という渡邊。つい数日前に話題となったアデトクンボによるフリースローラインからのダンクシュートにも触れ「なかなかできないですし、相手のディフェンスを見る余裕もある。(相手のボールを奪うと)ドリブル1回であそこまで行っている。普通ではまずできない」と絶賛した。

その他にも、渡邊はNBA入りが期待される八村塁について「仲良いんですけど、すごく楽しみ。ドラフトなんてほとんどかかることなんて難しいんで、それに有力視されているという時点で本当にすごい」としみじみ語った。