【前園真聖コラム】第241回「久保建英が世界に挑戦する時は来ている」
FC東京の久保建英が10日のルヴァンカップでFKからゴールを挙げ、14日の鹿島戦でも攻撃の起点として大活躍を見せていました。
ゴールはサッカー選手の処方箋です。わかりやすい形で目に見えますし、大きな自信にもつながります。久保の活躍ぶりはゴールの効能を実感させてくれました。ですが、彼の場合はこういう活躍ができても当然とも言えるでしょう。
視野は明らかに他の選手と違います。テクニックは申し分ないし、判断力にも秀でています。2つ先、3つ先のプレーのイメージがあるというのは、鹿島戦の2点目、3点目につながったパスが証明しているでしょう。どちらも鹿島DFラインの裏に大きなスペースがありましたが、久保のパスはそこを突くように語っているようでした。
また、身長も伸び体もしっかりしてきましたし、自分で体幹トレーニングを取り入れるなどして接触プレーにも強くなりました。ドリブルしているときに相手選手体を当てられてもバランスを崩さなくなっています。
忘れてならないのは、FC東京が焦らずしっかりと久保を伸ばしてきたという点です。若くて才能がある選手を抱えるというのは、実は難しいことです。たぶんすぐにでも実戦で使いたいという気持ちはあったでしょう。ですが、あまり早く使うとケガのリスクが高まります。FC東京はその点で久保を大切にうまく育てていました。
ただ、久保の最近の活躍をみていると、ヨーロッパ行きの準備期間はそろそろ終わりでいいのではないかという気になります。元々、幼くしてバルセロナに才能を見いだされた選手が帰国せざるを得なかっただけですから、もう世界の舞台に戻したほうがいいのではないでしょうか。久保がどこまで登っていくかわかりませんが、挑戦する姿を早く見たいと思います。
ゴールはサッカー選手の処方箋です。わかりやすい形で目に見えますし、大きな自信にもつながります。久保の活躍ぶりはゴールの効能を実感させてくれました。ですが、彼の場合はこういう活躍ができても当然とも言えるでしょう。
視野は明らかに他の選手と違います。テクニックは申し分ないし、判断力にも秀でています。2つ先、3つ先のプレーのイメージがあるというのは、鹿島戦の2点目、3点目につながったパスが証明しているでしょう。どちらも鹿島DFラインの裏に大きなスペースがありましたが、久保のパスはそこを突くように語っているようでした。
忘れてならないのは、FC東京が焦らずしっかりと久保を伸ばしてきたという点です。若くて才能がある選手を抱えるというのは、実は難しいことです。たぶんすぐにでも実戦で使いたいという気持ちはあったでしょう。ですが、あまり早く使うとケガのリスクが高まります。FC東京はその点で久保を大切にうまく育てていました。
ただ、久保の最近の活躍をみていると、ヨーロッパ行きの準備期間はそろそろ終わりでいいのではないかという気になります。元々、幼くしてバルセロナに才能を見いだされた選手が帰国せざるを得なかっただけですから、もう世界の舞台に戻したほうがいいのではないでしょうか。久保がどこまで登っていくかわかりませんが、挑戦する姿を早く見たいと思います。

1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。