志尊淳が仏・カンヌへ、日本ドラマ初の快挙に喜び「感謝で一杯です」
ドラマ「潤一」で主演を務める志尊淳が、現地時間7日、フランス・カンヌのピンクカーペットに登場した。
本作は、是枝裕和・西川美和を中心に設立された制作者集団・分福が企画し、『あゝ、荒野』『愛しのアイリーン』『新聞記者』など話題作を作り続けるスターサンズがプロデュースしたドラマ。女性たちを瞬時に魅了するミステリアスな青年・潤一と、様々な背景を持った16歳から62歳までの女性たちとの刹那の愛を描く。
主人公の潤一を演じるのは志尊淳。文化庁芸術祭テレビドラマ部門放送個人賞受賞の『女子的生活』で演じたトランスジェンダーの役とは全く違った「気まぐれな不良」をエロティックに演じ、本作で初のベッドシーン・オールヌードに挑戦する。潤一と一瞬出会って、そして別れていく孤独な女たちを演じる女優陣たちには、藤井美菜、夏帆、江口のりこ、蒔田彩珠、伊藤万理華、原田美枝子が名を連ねる。
今年で2回目となるフランス・カンヌで開催されるフランス・カンヌ国際シリーズフェスティバル「CANNESERIES=Cannes International Series Festival」。連続ドラマを対象とする国際的ドラマの祭典であり世界中から応募されたドラマ作品の中から選ばれた作品のみが4月にカンヌで開催される「カンヌシリーズ」でノミネート作品として上映され、その中から作品賞・主演賞・脚本賞・音楽賞・特別賞が選出される。全世界から応募された作品の中からノミネートされた10作品が、6日間に渡りカンヌ映画祭と同じ会場で上映とされ、現地時間4月10日の夜に授賞式が執り行われる。
そんなカンヌからの熱烈なラブコールを受け、志尊淳、藤井美菜、北原栄治監督、広瀬奈々子監督、河村光庸プロデューサーが4月7日午後3時(現地時間)から始まった上映会に参加し、満場の観客から大きな拍手で出迎えられた。会場は、カンヌ市民をはじめ、同時期にカンヌで開催されている海外見本市に参加している世界各国の映像コンテンツ関係者などがつめかけ、ドラマの第一話、第三話が上映された。
その後、午後7時(現地時間)からは、会場前に敷き詰められたピンクカーペットに同日に上映されたスペインからのノミネート作品「PERFECT LIFE」の出演者らと登場。主催者が用意した車からピンクカーペットに降り立った志尊は、海外メディアのインタビューやフォトセッションに対応しながら、訪れた人々に手を振り、ゆっくりと歩みを進めていた。
今回、カンヌが初めての志尊は「作品を撮っているときは、このようになるとは思っておらず、とにかく全員で一つの作品を作ることに徹していたので、キャスト・スタッフのみなさんの、 熱意がこのような形となり感謝で一杯です」と興奮した様子で話した。
志尊淳 コメント
日本の作品として初めてカンヌシリーズ招待を受けたことを大変光栄に思います。まさかこのような形でカンヌにくるとは思っていなかったので、今はまだ地に足が着いていない感じですが、空気を吸い、いろんな方とふれあい、この作品を沢山の人に届けたい気持ちが強いです。とにかく全員で一つの作品を作ることに徹していたので、キャスト・スタッフのみなさんの熱意がこのような形となり感謝で一杯です。
言語や環境が変わったとしても、世界中の人に届くかどうかが不安でもあり、楽しみでもあります。この作品は捉え方によっては色々な面があるので、逆にフランスの方々の感想を聞いてみたいです。いつかカンヌシリーズか映画祭で戻ってこれたら、うれしいです!今度はゆっくり来たいです。
ドラマ「潤一」は関西テレビにて2019年7月放送予定、その後日本映画専門チャンネルでも放送予定
(C)️2019「潤一」製作委員会
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