5日、TBS「爆報!THEフライデー」では「女たちの平成最後の叫び 芸能界(秘)事件簿解禁2時間SP」を放送。「解禁!ビューティ・ペアの新事実 ジャッキー佐藤を看取った女は今」と題し、元女子プロレスラー・ナンシー久美氏の現在を伝えている。

ビューティ・ペアは、70年代の女子プロレスブームを支えたアイドルレスラー、ジャッキー佐藤氏とマキ上田氏のタッグチームだ。現在、マキ上田氏は嫁ぎ先でもある浅草の釜飯屋で女将として働く一方、ジャッキー佐藤氏は平成11年8月9日、胃がんにより死去。当時、ジャッキー佐藤氏を看取ったのが、ナンシー久美氏だった。

ジャッキー佐藤氏の死から20年、同番組がナンシー久美氏を尋ねると、同氏はジャッキー佐藤氏を看取った経緯を語った。

プロレス引退後、飲食店で働いていたナンシー久美氏は、卵巣がんを患った。手術は成功するも、抗がん剤治療に怯える彼女を励ましたのが、雲の上の存在でもある先輩レスラー・ジャッキー佐藤氏だった。

白い百合の花を持参し、見舞いにきたスター選手に「大好きだった。カッコよかった」というナンシー久美氏は「早く治さなきゃって思いました。早く元気になってご飯にでも行きたいなとかって」と回想。結果、抗がん剤の副作用も出ず、ナンシー久美氏は無事に退院できたという。

だが、これで憧れのジャッキー佐藤氏と親交を深めるも、1999年、今度はジャッキー佐藤氏が胃がんに。ナンシー久美氏は、付きっきりで看病するも入院から3ヶ月、危篤となったジャッキー佐藤氏は41歳の若さで息を引き取った。ナンシー久美氏は「(佐藤氏からは)ナンシーがいてくれてとか言われたんですけど、逆。私がいさせてもらった」としみじみ語った。

現在の同氏は「亡くなる前に佐藤さんからある人を紹介された。そこから私の第二の人生がスタートした」と明かすと、空手道場の館長でもある女性のパートナーをテレビカメラに紹介。空手の指導員となり、300人もいるという生徒達に囲まれ、充実した生活を送っている。