便秘解消にはツボが効く!?妊婦の方も安心な便秘解消
女性で便秘に悩む人の多くは医薬品に頼る前に、サプリメントや食べ物などで解決を試みることが多いのではないですか?
でも、特に妊娠中の女性の便秘は、つわりや胎児への影響を考えるとなかなか解決できずに時間だけが過ぎてしまうことも多いんですよね。今回はスムーズなお通じを求める方に試してほしい「押すだけでお通じが解消されるツボ」についてご紹介します。妊婦の方でもお試しできるツボもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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お腹周りの即効性が高いツボ
便秘は体の巡りが滞ることで体が冷えたり、血流の動きが滞ったりすることにより起こります。そんなときにおススメなのがお腹周りのツボです!その際、妊婦の方はお腹周りのツボを押すことはおススメできません。妊婦の人は後述する手足のツボを押すようにしましょう。
気海(きかい)
ヘソから指2本下にあるツボ。息を細くゆっくり吐きながら、両手の人差し指と中指を重ね、ゆっくりつぼを押すように刺激します。体の冷えやカチカチ便に悩む方におススメです。
天枢(てんすう)
ヘソから左右指三本外側にあるツボ。大腸を刺激しやすいツボで、人差し指・中指・薬指を使って息をゆっくり吐きながら、左右同時に押していきます。体を若干、前傾姿勢にしてからツボを刺激すると、ツボにしっかり入ります。
ツボは1回につき、ゆっくり10カウント数える長さの間刺激するようにしてみてください。10カウント押し続けたら、10カウント休みます。これを5回くらい繰り返しましょう。特に、入浴後の体が温まったときや就寝前のリラックスタイムがおススメですよ!
妊婦の便秘には手足のツボ
先ほどご紹介したお腹周りのツボ押しは妊婦の人はNGです! 妊婦の方で便秘が辛い方は、お腹のツボの代わりに手足にあるツボを押すようにしてみてください。ただし、押し過ぎも厳禁です。もし、このツボでもお通じが解消できない場合は、医師に相談して処方薬などを併用しながらお腹にためこまないようにしましょう。
合谷(ごうこく)
一番ポピュラーなツボで、手の甲の親指と人差し指の骨の間にあると言われています。つわりの吐き気にも良いとされていますので、特に妊婦の人におススメです! 手の親指の腹で「5秒ほどゆっくり押したら、ゆっくり戻す」を3〜5回繰り返しましょう。
神門(しんもん)
手のひらを上に向け、小指の付け根からまっすぐ手首に落とした延長線上にあると言われているツボです。手首のシワのあたり、骨と筋の間にあるくぼみで「イタ気持ちいい」と思えるポイントが見つかると思います。神門(しんもん)は合谷(ごうこく)への刺激と同様、親指の腹でゆっくり刺激をしていきましょう。自宅にツボ押し棒がある場合は、それを使って強めに押しても良いでしょう。
ツボ押しと一緒に実践してほしいこと
即効性が高いツボを紹介してきましたが、ツボ押しだけではなかなか効果が出ないという方もいます。特に、妊婦さんはツボ押しだけだとスムーズなお通じにつながらず、イライラを募らせることもあるようです。 そんなときは、ツボ押しをすると同時に、体を温めることや良く噛んで食べること、白湯(さゆ)を積極的に飲むことをおススメします。また、オクラや海藻、もち麦など食物繊維が多めの食材を食べることも良いとされています。ただし、食べ過ぎは禁物。一気に摂取するのではなく、毎日食べ続けるようにしてみてくださいね。
辛い便秘は毎日の工夫から
便秘の辛さは、一日の生活の質を大きく左右してしまいます。便秘を我慢することは体に良いこともなく、体調にも影響します。「明日は出るかも」というように気長に構える前に、まずはツボ押しなどを試みることをおススメします。また、便意がなくとも朝にトイレに向かうこと、体を動かして腸の動きを高めることなども取り入れてみると効果があると言われているので、ぜひ試してみてくださいね。
[文:HOWZAP 【ハウザップ】 ライザップが運営するボディメイク情報マガジン)]
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