19日、都内ホテルで、新型軽自動車「エッセ」を発表するダイハツの箕浦社長(撮影:吉川忠行)

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ダイハツ工業<7262>は19日、新型軽乗用車「エッセ」を同日から発売すると発表した。東京都目黒区のウェスティンホテル東京で行った発表記者会見で、箕浦輝幸社長は「ムーブ、タント、ミラに続く、軽乗用車の第4の主力車種として育成する」と話した。

 同車には、先月発表した軽自動車用で最軽量の新型3気筒660ccエンジン「KF型」を初めて搭載し、1リットルあたりの航続距離26キロメートルという低燃費を実現。排出ガス浄化性能を高める独自技術「スーパーインテリジェント触媒」も採用し、高い環境性能を達成した。90度に開いて乗降しやすいドアや、優れた衝撃吸収性能を備えた安全ボディ「TAF」なども特長としている。

 税込価格は2WDで68万2500円から92万4000円、4WDで89万2500円から106万500円。箕浦社長は「若い女性に買ってもらえる世間の相場」と話したが、競合であるスズキの主力軽「アルト」を意識した価格設定となっている。国内の月販目標台数は5000台、06年3月までに2万7000台程度の受注を目指している。【了】

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