季節の変わり目を乗り越える!意識したい習慣5つ

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 季節の変わり目には体調を崩しやすい方も多いのでは。季節の変わり目を健康に乗り越えるために意識したい習慣をご紹介します。

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季節の変わり目にどうして体調を崩しやすいのか

 1年の中で「季節の変わり目」と呼ばれる時期は、一般的に3〜4月、6月〜7月、9月〜11月頃と言われます。この時期は風邪を引きやすかったり、なんとなく疲れが取れない・だるい・頭痛がするなど体調がすっきりしないと感じることが多いのではないでしょうか。

 この体調が崩れる原因の一つとして、自律神経の乱れがあります。自律神経は脳の中にある間脳という部位で調節されており、私たちが意識をしなくても24時間休むことなく、心拍・呼吸・体温・血液循環・消化吸収といったカラダの機能を維持しています。

 季節の変わり目は寒暖差が激しいことも多いため、様々な調節をしている自律神経に負担がかかります。また進学や就職、組織変更や転勤など環境に変化が起こりやすい時期でもあり、社会生活の中でも知らない間にストレスにさらされ、自律神経に影響を与えている可能性もあります。そのため、季節の変わり目には特に自律神経を疲れさせない、整えることが大切です。

これから意識したい習慣5つ

1.睡眠を6時間以上とる
しっかりと睡眠をとることで、脳細胞の疲労が回復します。どのくらいの睡眠時間が良いのかは人それぞれですが、6時間以上はとるようにしましょう。

2.朝食をとる
朝食を食べると、朝は交感神経が優位になり、夜は副交感神経が活発になるというリズムを整えやすくなります。朝は食欲がない、時間がない・・・という方は、10分で食べられるような朝ごはんでもOK。おにぎり一個だけ、あるいはお湯で溶くだけの粉末・フリーズドライタイプのスープや味噌汁を飲んだり、バナナなどの果物、ヨーグルトでも良いですよ。

3.ブレインフードを食べる
自律神経は脳でコントロールされているので、脳にとって大切な栄養素を含む食べ物を積極的に摂りたいですね。脳を正常に働かせたり脳内物質を合成するビタミンB群、脳神経の発達や維持に欠かせないDHA・EPAは脳機能の低下を防ぎます。脳の調子を整えてくれる栄養素が豊富な「ブレインフード」、おすすめは「大豆製品」「青魚」「野菜やきのこ類」「乳製品」「くるみ」などです。これらをバランスよく摂りましょう。

4.ぬるめのお風呂に浸かる
人は体内の「深部体温」を一度上げてからその後下がることで眠気が起こります。安眠のためには寝る1〜2時間前に38℃〜40℃のぬるま湯に浸かると良いでしょう。

5.軽い運動をする
運動をするとリフレッシュし、疲れも回復します。ウォーキングやストレッチなどの軽めの運動を20分以上続けると、「幸せホルモン」と言われているセロトニンが分泌されて心のバランスを整えてくれます。ジョギングなどの中強度の運動は脳の神経細胞が強くなるのでぜひ習慣にすると良いですよ。また、運動は眠る3時間前までに済ませるようにすると、一度上がった体温が下がってくるのでスムーズに眠れます。

 新しい環境になるなど、毎日忙しく過ごしてしまいがちですが、知らず知らずの内に自律神経の疲れが溜まってしまいます。バランスの良い食事・睡眠・運動を心がけ、脳と自律神経の疲れを回復させて季節の変わり目を乗り越えたいですね。


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[文:あすけん 管理栄養士]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。