電車の発着メロディーに「長束音頭」を選んだ理由が切実だった...
[みみよりライブ5up!-広島ホームテレビ] 2018年5月28日放送の広島HOMEテレビ「みみよりライブ5up!」の「松本裕見子のキニナルニュース」で、駅で流れる電車の発着メロディーが紹介されました。
安芸長束駅(Taisyoさん撮影、Wikimedia Commonsより)
認知度アップにつながるか
広島市内の在来線、JR可部線の安芸長束(あきながつか)駅で流れる古風なメロディー。昭和初期から地元に伝わる「長束音頭」で、26日から発着時に流されています。
長束音頭は、歌い手の高齢化などで継承が課題となっています。住民らは1日に5000人以上が利用する駅で流せば認知度アップにつながるとしてJRに依頼しました。
JR西日本によりますと、広島市内の在来線で、発着メロディーを変更するのは初めてだということです。
ゆかりのある曲を流す駅
県内では、広島駅の新幹線ホームに限って、「銀河鉄道999」が流れています。新幹線開通40周年を記念してスタートしました。
呉駅では「宇宙戦艦ヤマト」、三原駅では「かもめの水兵さん」、尾道駅では上りが「海」、下りが「故郷」。
さらに福山駅では、季節に合わせて発着メロディーを変えており、3月から5月は「百万本のバラ」、6月から8月は「海」、9月から11月は「紅葉」、12月から2月は「スキー」を流しています。
カープゆかりの地、岩国市の由宇駅では「それゆけカープ」が発着メロディーです。
JR西日本では、「利用客に気持ちよく駅を使ってもらうために、ゆかりのある曲を使っている」ということです。
今後も、駅の特色をあらわしたメロディーが使われるかもしれません。楽しみですね。(ライター・石田こよみ)