[めんたいワイド- 福岡放送] 2018年5月29日放送の「特報THEスライドショー」では、福岡の見守りシステムについて取り上げました。

今年に入り、福岡県内で発生した不審者情報は18件。福岡県警からは詳細がメールで発信されています。

不審者の中でも増えているのは子どもに対する声かけで、知らない人から下記のように声をかけられる事案が発生しています。

・「お前の家はこの辺か」
・「写真を撮りたい。モデルに興味はないか」
・「車に乗れ!」
・「お菓子を買ってあげよう」

子どもたちを守ろう(画像はイメージ)

「見守り応援隊」もいる

声かけや服を引っ張られる事案が発生しているため、福岡市70の小学校では、子どもが学校に到着した時間や出発した時間が分かる「ツイタもん」というシステムを導入しています。

指定のタグを付けた子どもがセンサーのある校門を通ると、アプリをダウンロードした保護者がアクセスすれば時間を確認できるというものです。

このシステムを確認することで、どのくらいで自宅に到着するかなど予想が立てられるようになっています。

しかし、途中の動向がわからないということで、子どもが今どこにいるのかリアルタイムで分かるシステム「ココやん」をプラスしました。校門だけでなく通学路の店舗や自宅などに登録してもらうことで、センサーを感知し「この周辺を通った」という記録がとれるようになっています。

このシステムの良いところは、「見守り応援隊」がいることです。応援隊として参加する人に専用アプリを配布し、そのアプリをインストールすることでタグを持った子どもとすれ違うとセンサーを拾って発信できるようになっています。

アプリから個人情報が漏れることはないので、多くの人にアプリを入れてもらいたいと呼びかけています。

昔は、近所の人の顔が分かっていましたし、児童の祖父母や両親が外にいたりして不審者がいてもすぐに気が付くことができたのですが、最近はマンションなど集合住宅が多くなったこともあり、誰がどこに住んでいるかもわからない状態です。そこで、この見守りシステムは良いと思いました。「監視している」という声もあるようですが、何か起こってからでは遅いので、仕方ないのかなと感じました。(ライター:ぴよこ)