「牛ヒレ」に「生」...金沢の「変りカツ丼」がおもしろい!
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2018年5月8日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、カツ丼の種類について話題になっていました。
みんな大好きなカツ丼。オーソドックスな卵とじだけでなく、ソース、みそ、あんかけ、大根おろしなど、いろいろな種類があります。なぜこんなにも種類が多くなったのでしょうか?
カツ丼のイメージ(ume-yさん撮影、Flickrより)
あの「タレ」を使った一品も
石川県民にカツ丼のイメージについてたずねたところ、オーソドックスなカツを玉ねぎと一緒に卵でとじたカツ丼のことを指す人が大多数でした。
しかし、県内にも変わり種カツ丼はあります。
金沢市東山の「自由軒」のカツ丼は、牛ヒレカツの上に生のキュウリとキャベツがのっています。フタの上にソースをいれて、キュウリやキャベツを付けて食べるそうです。
もともとは、定食であったものを芸妓さんからのリクエストでどんぶり仕様にしたことで生まれたメニューだそうです。
また、近江町にある「麺丼や」のカツは、金沢市大野で作った米味噌を使った味噌カツ丼。地元の食材を取り入れたメニューです。
そして、金沢市八日市町にある「竹乃家」のカツ丼のメニューには、何と「かつ丼 生」というものがあるのです。
「いやいや、生のカツ丼なんて食べられないよ」という方、ご安心ください。生なのはカツではなく、卵です。カツ丼のタレとしてお店で使っていた「うなぎのタレ」が生卵と一番合うということで、生卵を使用したカツ丼になりました。
カツ丼には、地元のB級グルメにもなっているものが多く、その地域の食文化、歴史、風土から生まれたメニューもあり、種類が多いのです。(ライター:りえ160)