中日ドラゴンズ松坂大輔は5日、ナゴヤドームでの読売巨人軍との一戦で先発。2006年以来となる日本での先発登板を果たした。

5回を投げて8安打3失点(自責2)という数字に終わり、負け投手となった松坂。だが、不運な打球や味方の拙守もあり、今後に期待できる96球だったとの見方も少なくない。

中日のOBで野球解説者の山本昌氏もその一人だ。5日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」で、山本氏は松坂について「合格だと見えました」と太鼓判を押している。

山本氏は「(開幕直後の)この時期に140キロを超えるボールを投げられる、見ていて気持ちのいいピッチングだった」と、ストレートのキレが良かったと称賛した。

また、気になった一球については、5回にピンチを迎えたときの亀井義行に対する初球を挙げた。投球数が100球に近づいてきた中で、この日最速(142キロ)のボールを投げ込んだのを見て、山本氏は「十分7、8回、完投もいけるくらい体力がある」と感じたという。

山本氏は「2ケタ(勝利)いっても不思議じゃないと思う」と、松坂の今後に期待を寄せた。