バイエルンで復活を果たしたハメス。W杯でコロンビアと対戦する日本にとっては驚異の存在だ。(C)Getty Images

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 4年前のブラジル・ワールドカップで6ゴールを挙げ、得点王に輝いたコロンビア代表のハメス・ロドリゲス。その後に移籍したレアル・マドリーでは、10番を背負いながらも満足な出場機会を得られず、不遇の3シーズンを過ごした。
 
 しかし、昨夏に籍を移したバイエルンでは、得意の左足で極上のパスやシュートを連発し、ここまで17試合に出場して4ゴール、7アシスト(リーグ4位タイ)を記録。鮮やかな復活を遂げている。
 
 そのハメスのブンデスリーガでの全ゴール&アシストを公開しているのが、リーグの公式ツイッターだ。とりわけ際立っているのが、バイタルエリアでボールを受けて、DFラインの裏へ送り込む精度の高い浮き球のパス。シャルケ戦(5節)のアルトゥーロ・ビダル、レバークーゼン戦(18節)のトーマス・ミュラー、RBライプツィヒ戦(27節)のサンドロ・ヴァーグナーのゴールをこの形からお膳立てしている。
 
 プレースキックも秀逸で、レバークーゼン戦(18節)では直接FKでネットを揺らし、続くブレーメン戦(19節)ではCKからレバンドフスキのヘッド弾をアシスト。その正確なキックに、「バイエルンのベストプレーヤーだ」と投稿するファンもいた。
 
 ロシア・ワールドカップで日本と対戦するコロンビアでも、攻撃の核としてトップ下に君臨するハメス。3月23日に開催されたフランスとの親善試合(3-2)では、右サイドからの丁寧なパスで主砲ラダメル・ファルカオの得点をアシストし、強豪撃破に貢献している。
 
 はたして、ハリルジャパンはこの司令塔を抑えることができるのか――。