【ファンキー通信】ジンギスカンブームの火付け役? 究極の専門店

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 羊の肉なんか臭くて食べられないわぁ〜という認識が一般的だった頃から、ジンギスカンを世の中に広めていこう、と意欲を燃やしているグループがあったのはご存知? その名も「東京ジンギス倶楽部」。

 北海道出身者である彼らが、東京でもおいしいジンギスカンを食べよう、という目的のもと結成したそう。東京のあらゆるジンギスカン店を食べ歩き、その情報をネットで公開している。

 そして同団体は、挙句の果てに自分たちでプロデュースするジンギスカン専門店「ひつじぐら」をオープンさせてしまった。「理想のお店プロジェクト」がそれだ。 ジンギスカン好きによるジンギスカン好きのためのお店、そのこだわりは半端じゃない。そりゃ、毎週のように食べ歩いている人たちの作ったお店だもの。

 ってなんでお店をオープンしようと思ったの?

 「最近、ジンギスカン人気でおいしい店は行列だったりするでしょう。自分たちでお店を作ってしまえば、並ばなくて済むと思って(笑)」

 笑って語るのは、東京ジンギス倶楽部代表・霜野氏。2000年4月に立ち上げたサイトだが、昨年秋以降あまりに反響が大きく、取材の対応が週に2〜3回など、本業を圧迫するほどに。それならもう本業にしちゃえ! どうせなら店舗を出すのが一番楽しいだろう、という運びらしい。

 「お肉はより羊の味が濃いマトンを提供しています。これが好きな人にはたまらないんですよ。他では食べられない味です」

 初心者向けにラムも用意してあるのでご安心。けど、ジンギスカンって独特の匂いで、服が臭くなるからな〜、いくら美味しくてもちょっとな〜、と敬遠しているあなた! ひつじぐらは、ツイスター排煙システムを採用。煙を上から吸うだけではなく、七輪の下から空気が吹き上げる仕組みらしい。これでほとんど匂いが服につかず、勝負服でもOKってわけだ。

 ジンギスカンをこよなく愛する人たちで作られた、こだわりぬかれたお店。味はもちろん、環境も重視したあっぱれなお店だった。あなたも一度行ってみては?(文/verb)