「住めば都」という言葉があるように、新しい場所に移住すると最初はさまざまな問題が生じるものの、慣れてしまえばたいがいは快適に暮らせるようになるものだ。とはいえ、引っ越すとなるとやはり最初からできる限り住みやすそうな場所を選びたいもの。中国メディア・今日頭条は5日、中国人が生活しやすい日本の都市のトップ3を挙げ、その理由を説明する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 「住めば都」という言葉があるように、新しい場所に移住すると最初はさまざまな問題が生じるものの、慣れてしまえばたいがいは快適に暮らせるようになるものだ。とはいえ、引っ越すとなるとやはり最初からできる限り住みやすそうな場所を選びたいもの。中国メディア・今日頭条は5日、中国人が生活しやすい日本の都市のトップ3を挙げ、その理由を説明する記事を掲載した。

 記事が最初に挙げたのは、九州地方を代表する大都市・福岡だ。福岡は日本の黎明期の中心地域であり、地理的にも東アジアの中核となる場所に位置していると説明。また、近くには優れたビーチがあるほか、清らかな水源と充実した運動設備も持ち合わせているとした。

 また、日本で地方都市人口の減少に拍車がかかりつつあるなかで福岡市の人口は増加傾向にあり、人口増加率は日本の政令指定都市中でトップであると指摘。住むにしても仕事をするにしても、そして、レジャーや娯楽を楽しむにしても魅力的な街であるとし、グルメも多く交通網も充分に発達していると説明している。

 続いて挙げたのは、日本の古都・京都だ。記事は京都について「悠久の歴史を持つ建築物や国レベルの遺産は京都人の誇り。また、食文化も豊かであり、若手の料理人たちが続々と京都にやって来て現地特有の食材の研究をする」と紹介しているが、どうして京都が住むのに適した街なのかについては今一つ説明されていない。悠久の歴史を感じつつ、ここでしか味わえない味覚を堪能できるという点でおススメ、ということだろうか。

 そして最後に挙げたのは、東京である。「非常に高い都市生活レベルを有し、アートに囲まれた都市でもある。密集した建築、豊富なグルメ、街の風景、定時運行の新幹線などが大きな魅力となっており、これらの魅力があるからこそ、これ以上ないほど人でいっぱいな東京の生活も楽しいのだ」と論じている。

 中国のネットユーザーからは「福岡に8年生活したが、確かに住みやすい場所だ」などの感想が見られる一方で、多くが記事とは異なる見方を示している。「大阪がベストだ。東京ほどの縛りがないし、中国人にとっては生活しやすい」、「東京のように強いストレスを感じる場所は住むのに適さない。郊外に住むべきだろう」、「日本の農村は本当にいいと思う」といった感想が寄せられた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)