横浜の下部組織でプレーし、東福岡を経由してトップチームに加入。周囲の期待も大きかったが無念の退団に。写真は「本当に嬉しかった」というプロ初ゴールでのインタビュー。(C) J.LEAGUE PHOTOS

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 J1王者の川崎フロンターレは12月6日、4選手との来季の契約更新をしないことを発表した。契約満了となったのは、DF井川祐輔、MF狩野健太、FW大塚翔平、MF可児壮隆の4選手だ。

 2006年からチームに所属し、今季12年目を迎えた井川は昨年からの膝の負傷も影響し、今季はリーグ戦の出場がなかった。また、ともにチーム2年目となった狩野は2試合・0得点、大塚は3試合・0得点とプレータイムが伸びず、またFC今治に期限付き移籍中の可児はJFLで17試合・2得点の成績だったが、契約満了となった。

 また同日、横浜F・マリノスは、FC岐阜に期限付き移籍中のMF中島賢星との契約満了を発表した。インターハイ優勝を飾るなど東福岡高から鳴り物入りで2015年に加入した中島だったが、J1リーグ戦では出場機会が訪れなかった(※J-22選抜でJ3リーグ戦に出場)。今季のルヴァンカップでは4月26日の新潟戦でプロ初ゴールをマーク。その後、7月にFC岐阜へ期限付き移籍していたが、6試合の出場にとどまっていた。

 中島は横浜の公式サイトを通じて、次のようなコメントを発表している。
「小学生の頃、横浜F・マリノスプライマリー追浜でサッカーをして、その後マリノスを離れても僕に夢を与えてくれたマリノスで、またプレーをしたい想いがありました。だからマリノスに加入出来た時は幸せでした。
プロ入り後、リーグ戦の出場は出来ませんでしたが、ルヴァンカップで決めたプロ初ゴールは本当に嬉しかったです。
もっとマリノスのユニフォームを着てチームに貢献している姿を見てほしかったですが、それが出来ず悔しいです。
ファン・サポーターの皆さんには、温かい声援や、優しく接していただいたことが嬉しかったですし、いつも励みになっていました。また皆さんの前でプレーできる様にこれからも頑張ります」

 その他、12月6日までに各クラブから発表された情報は以下の通り。

J1・J2移籍動向一覧
☆=新人 ※1=期限付き移籍 ※2=レンタル復帰 ※3=レンタル終了
 
J1
■北海道コンサドーレ札幌
加入
FW 藤村 怜(18)←札幌U-18☆
 
退団
GK 金山隼樹(29)→岡山
GK 杉山 哲(26)→東京ユナイテッドFC
DF 増川隆洋(38)→未定
MF 石井謙伍(31)→未定
MF マセード(30)→未定
 
■ベガルタ仙台
加入
DF 常田克人(20)←大分 ※2
FW ジャーメイン良(22)←流通経済大☆
 
退団 未発表
 
■鹿島アントラーズ
加入
GK 沖 悠哉(18)←鹿島ユース☆
MF 山口一真(21)←阪南大☆
 
退団 未発表
 
■浦和レッズ
加入
DF 橋岡大樹(18)←浦和ユース☆
MF 井澤春輝(18)←浦和ユース☆
MF 荻原拓也(18)←浦和ユース☆
MF 柴戸 海(22)←明治大☆
 
退団
MF 井澤春輝(18)→徳島※2 ※トップ昇格後期限付き移籍
MF 斎藤翔太(20)→ 未定
 
■大宮アルディージャ
加入
MF 奥抜侃志(18)←大宮ユース
FW 佐相壱明(18)←昌平高
 
退団
GK 松井謙弥(32)→未定
 
■柏レイソル
加入
GK 猿田遥己(18)←柏U-18☆
DF 中川 創(18)←柏U-18☆
DF 宮本駿晃(18)←柏U-18☆
MF 田中 陸(18)←柏U-18☆
 
退団
FW 大島康樹(21)→未定
 
■FC東京
加入
MF 品田愛斗(18)←FC東京U-18☆
MF 平川 怜(17)←FC東京U-18※プロ契約済み
FW 矢島輝一(22)←中央大☆
FW 原 大智(18)←FC東京U-18☆
FW 久保建英(16)←FC東京U-18※プロ契約済み
 
退団
DF 徳永悠平(34)→長崎
MF 石川直宏(36)→引退
MF 佐々木渉(21)→未定
FW ピーター・ウタカ(33)→広島※3