堂本剛、大型ヘッドフォン着用でのステージ復活に隠された秘密とは
「お医者さまの許可が出たので立たせていただけました。あまりにも久しぶりなので、ならし運転をさせていただいています」
10月下旬にさいたまスーパーアリーナで3日間にわたって行われた『テレビ朝日 ドリームフェスティバル2017』。
総勢15組のアーティストが出演し、最終日のトリを務めたKinKi Kidsの堂本剛が、冒頭のように挨拶した。6月に左耳の突発性難聴で入院。ステージにふたりがそろったのは5月のコンサート以来のことだった。
「今年はCDデビュー20周年でしたが、7月に行われた20周年記念公演も剛さんは映像での出演。単独で出演予定だった『SUMMER SONIC』や『平安神宮ライブ』などは中止となっていました」(スポーツ紙記者)
今回のイベントでは、耳への負担を考慮して、アコースティックで8曲を歌い上げた。
「テレビやラジオの仕事は大丈夫でしたが“爆音に耐えられない”ということで音楽活動は休止していました。今回のステージではヘッドフォンを着用してステージに臨みました」(レコード会社関係者)
その姿が“DJみたい〜”とファンにも光一にもイジられていた剛。直接、耳に音が入るぶん、大きな負担がかかりそうなものだが、
「使ってはいけないということはありません。使い方によっては歌や音を聴きやすくしたり、雑音を軽減したりすることもできるからです」
こう語るのは、慶友銀座クリニックの大場俊彦院長。この日のヘッドフォンは通常の使い方とは異なり、
「左耳の音量をオフにした大きなヘッドフォンを装着し、大音量で耳に負担がかかるのを避けたそうです」(前出・レコード会社関係者)
ステージに立てるくらい聴力が回復したのかといえば、そうではない。
「聴力がいちど悪くなって固定してしまうと、回復することはまずありません。聴力が固定する期間は人によって異なりますが、数か月かかります」(大場院長、以下同)
10月から11月にかけて行われた『第二十四回堂本剛独演会「小喜利の私」』というトークショーでは“お灸をしている”“蜂の子を食べている”“漢方を1日3回飲んでいる”と治療法を語っており、完調に戻す努力をしている。
「一般的には、まず早めに通院して状態の把握をしていただきます。安静がいちばん大切。ステロイドの投与などの治療もありますが、自分の聴力の状態や感覚、ライフスタイルに合った処置を行うのもひとつの手段です」
年末年始には東京と大阪でドームコンサートが控えているキンキ。2人そろったステージがすでに待ちきれない!