佐藤琢磨もインディに来援！エアレース初制覇へ、室屋義秀の最終決戦

2017年10月15日 1時30分

あのインディで2人のヒーローが夢のツーショット！今年最後のレッドブルエアレース、インディアナポリス大会にインディ500の王者、佐藤琢磨選手が駆けつけた。

年間8大会開催されるレッドブルエアレースもこのインディアナポリス大会が最後。上位4名の選手が年間チャンピオンに手が届くポイントを獲得しており、日本の室屋義秀選手は2位で充分に圏内だ。

インディアナポリス大会の会場はインディ500と同じ、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ。室屋選手がチャンピオンになれば、日本人選手による「インディダブル制覇」となる。格納庫エリアに姿を現した佐藤琢磨選手は「室屋選手と会うのは初めてだが、モーターレースとエアレースの違いや共通点などを語り合うことができた」と笑顔で応援。インディアナポリスの英雄の登場に、日本だけでなく多くのメディアの注目を集めていた。

室屋選手は6月の千葉大会のほか、4月のサンディエゴ大会（アメリカ）と9月のラウジッツ大会（ドイツ）でも優勝し、全14選手中最多優勝。しかし初戦のアブダビ（UAE)、7月のカザン（ロシア）、9月のポルト（ポルトガル）ではふるわず、総合順位は2位。しかし前回のラウジッツ戦で優勝しており、調子を上げてきている。

室屋選手はこれまでの戦いを振り返り「調子の悪い大会も数回ぐらいあることは覚悟してきた。戦い方は変えていないが、データの蓄積などチームは常に進歩している。上位4名は接戦で、インディアナポリスで優勝した者が年間チャンピオンになるだろうから、駆け引きは考えず全力で飛ぶ」と抱負を語った。