市川市動植物園「ナオ」（「株式会社サンシャインシティ」プレスリリースより）

さあ、世の中はすっかり選挙モードに切り替わった。えっ、ご存じない？

カワウソ界の人気ナンバー1を決める「カワウソゥ（総）選挙」が、インターネット上で行われ、話題となっている。東京都豊島区にあるサンシャイン水族館が中心となって企画したイベントだ。

今年8月、長崎県の対馬で、国内では38年ぶりとなる野生と思われるカワウソの確認が発表され、脚光を浴びた。改めてカワウソの魅力が再認識されているが、全国各地の動物園・水族館では多くのカワウソが飼育されていて、愛らしい動きや表情で人気を集めている。

その中で、真の日本一を決めようと、WEB上の特設ページからの投票を呼びかけているのが、「第1回　カワウソゥ（総）選挙」だ。全国36カ所で飼育展示されている84頭のカワウソが立候補し、選挙戦を戦っている。

「カワウソ総選挙とか熱すぎる...！」


サンシャイン水族館「やまと」（「株式会社サンシャインシティ」プレスリリースより）

立候補者の顔ぶれを見てみよう。いずれ劣らぬ精鋭で、全国各地の動物園・水族館の人気者ばかりだ。それぞれの選挙ポスターをとおして、自らの特徴をアピールしている。

たとえば、市川動植物園の「ナオ」。流しそうめんならぬ、「流しカワウソ」で一躍有名になった。キャッチコピーは「元祖・流しカワウソ」だ。

サンシャイン水族館からは、「やまと」。潤んだ瞳で愛らしい表情を見せ、人々の心をつかむことから、キャッチコピーは「あざとさ100％　すべてが計算」である。


盛岡市動物公園「カエデ」（「株式会社サンシャインシティ」プレスリリースより）

盛岡市動物公園から立候補したのは、「カエデ」。雪の中で撮影した写真を使用し、「雪大好き！」をアピールしている。キャッチコピーは「みちのくのじゃじゃ馬ムスメ」だ。


大分マリーンパレス水族館うみたまご「ケンピ」（「株式会社サンシャインシティ」プレスリリースより）

大分マリーンパレス水族館うみたまごから立候補したのは、「ハートのアザを持つやんちゃな兄貴」、ケンピだ。下あごにあるハート形のあざが特徴だという。

他にも、下のようなポスターが作成され、支持を求めている。


那須どうぶつ王国「はっさく」（「株式会社サンシャインシティ」プレスリリースより）


南知多ビーチランド「カシワ」（「株式会社サンシャインシティ」プレスリリースより）


神戸市立王子動物園「アトム」（「株式会社サンシャインシティ」プレスリリースより）


周南市徳山動物園「ぴゃあ」（「株式会社サンシャインシティ」プレスリリースより）

ツイッターには次のような声が寄せられている。

投票は10月9日まで。特設ページで投票できるのは１日１回。人気ナンバー１に選ばれたカワウソの飼育施設には、コツメカワウソのキャラクター「こつめってぃ」の原作者・鍵条漆（かぎじょううるし）氏デザインのオリジナル・トロフィーが授与される。