一石二鳥の京都発・流しそうめん 涼やかでおいしく竹林の保全にも
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年8月3日放送の「Today's VOICE ニュースな人」のコーナーでは、京都府木津川市在住で「世界流しそうめん協会」の会長、上田悠貴さんが紹介されました。
上田さんはただ単に「流しそうめん」をするだけでなく、流しそうめんに欠かせない「竹林」の保全にも役立つ取り組みをしています。
世界流しそうめん協会のホームページより
地元を活性化させたい思いから発案
上田さんは5年前から流しそうめんのプロとして活躍しています。夏場は「出張流しそうめん」の依頼を受けて全国を飛び回り、商業施設や会社内のイベントに引っ張りだこです。
8月いっぱいまで奈良の料亭、菊水楼で開かれている「流し素麺の宴」では3階からそうめんが猛スピードで滑り降りてくると話題になっています。
上田さんと流しそうめんの出合いは8年前、地元を活性化させたいという気持ちから木津川市の隣町の井手町で全長3kmの流しそうめんにチャレンジしました。イベントを企画する中で地元に放置されている竹林がたくさんあることに気付き、これを使って何かできないかと思いついたのが流しそうめんだったとのこと。
竹林の所有者からの依頼で、無償で竹を伐採しています。その竹から作り上げた流しそうめんセットは3メートルで6900円、主にインターネットで販売したところ口コミで人気が広がり去年は300台が売れました。今年はさらに発注が増えフル回転の状態です。
上田さんは「これからも京都の竹を愛される存在に変えていきたい」とのこと、上田さんの取り組みにより少しずつ放置竹林が美しく保たれるようになれば嬉しいですね。(ライター:けあるひの)