6月の求人メディア全体の広告掲載件数が前年同月比0.9%増となったことが、全国求人情報協会のまとめで分かった。

  6月分の求人広告掲載件数等集計結果によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比0.9%増の117万7607件で、2カ月連続で減少が続いていたが、一転してプラスとなった。前月比は3.1%増だった。

 メディア別に前年同月を比べると、有料求人情報誌3万3780件(9.3%減)、フリーペーパー32万8783件(4.2%減)、折込求人紙7万5338件(5.0%減)、求人サイト73万9706件(4.5%増)。

 有料求人情報誌は6カ月連続、フリーペーパーは5カ月連続、折込求人紙は2カ月連続の減少となった。求人サイトは2月までは20%前後で増加していたが、3月以降4カ月連続で1割未満の増加にとどまった。

 地域別に前年同月を比べると、北海道・東北3万9270件(6.1%減)、関東・甲信越14万6237件(6.2%減)、中部・北陸6万7561件(0.9%増)、近畿8万2363件(6.3%減)、中国・四国3万5461件(3.0%増)、九州・沖縄6万7006件(7.8%減)と、中部・北陸、中国・四国以外の地域では前年同月比がマイナスとなった。