5番でスーパーショットを披露したリッキー・ファウラー(撮影:岩本芳弘)

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<全英オープン 3日目◇22日◇ロイヤルバークデール(7,156ヤード・パー70)>
最大瞬間風速15m/sの強風が吹き荒れてオーバーパーが続出した2日目から一転。3日目は穏やかなコンディションとコース設定により文字通りムービングデーとなった。多くの選手がスコアを伸ばした中、トータル4オーバーから出たブランデン・グレース(南ア)が8バーディ・ノーボギーのラウンド。メジャー最少ストローク記録“62”まで飛び出した。
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過去何人もの名手が挑んできたメジャーでの“63”の壁を越えただけでなく、全体を見ても記録的な1日だった。記録されたバーディは260個。10のイーグルも飛び出したこの日の平均ストロークは69.03。1892年に72ホール制となって以降の全英オープンで、1994年のターンベリー大会の69.4を更新する最少平均ストロークとなった。
ビッグスコアにつながったのは穏やかな天候だけではない。この日のコースの実測は7,027ヤード。18ホール中17ホールでティグランドが前に出されて距離が短くなった。
顕著だったのが5番。やや右にドッグレッグするパー4は通常は346ヤードで設定されているが、この日は31ヤードティグラウンドが前に置かれ、1オンも狙えるセッティングとなった。松山英樹もドライバーで1オンに成功しバーディを奪取。この日はリッキー・ファウラー(米国)がもう少しでアルバトロスかというスーパーショットを放つなど、4つのイーグルが記録された。
残すは勝負を決める最終日。ロイヤルバークデールはどんな表情を見せるだろうか。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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