CBS MarketWatchによると、8日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月物の終値は、サウジアラビアの米国大使館が7日、米国政府関連施設に安全上の脅威があるとして、首都リヤドにある同大使館のほか、ジッダとダーランにある領事館を9日まで一時閉鎖すると発表したことを受け、中東での政情不安が高まったことから買い注文がかさんで、一時、1バレル=64ドルまで上昇、最高値を更新した後、前週末比1.63ドル(2.6%)高の1バレル=63.94ドルと続伸して引けた。

  また、ガソリンは一時、9月物最高値の1ガロン=1.874ドルまで上昇した後、結局、同2.48セント高の1ガロン=1.857ドルで、暖房油は同5.82セント高の1ガロン=1.7894ドルで、それぞれ続伸して引けた。【了】