Amazonがニューヨーク初のリアル書店をオープン、店内のフォトレポートはこんな感じ

2017年5月25日 11時23分

Amazonは2015年にアメリカ・シアトルに実店舗の本屋「Amazon Books」をオープンさせたのを皮切りに、アメリカ国内で300～400の実店舗をオープンさせる計画だと報道されています。そんな中、現地時間2017年5月24日(木)朝10時に、ニューヨーク初のリアル書店をオープンさせます。

Photos: Inside Amazon’s first New York City bookstore - Recode

https://www.recode.net/2017/5/24/15683852/amazon-books-nyc-time-warner-center-photos

以下のムービーから本屋の内部がどうなっているのかを見ることができます。

A sneak peek inside New York City's first Amazon bookstore

Amazonはニューヨークにリアル書店を2店舗オープンさせる計画で、今回、「ザ・ショップス・アット・コロンブス・サークル」というショッピングセンターにオープンするのはそのうち1店舗目。ショッピングセンターはセントラルパーク南西にある建物で、ショップ・レストラン・ホテル・オフィスなどの複合施設です。

Amazon Booksは3階、Thomas Keller’s Bouchon Bakeryのすぐ隣にあるとのこと。

店舗の入り口はこんな感じ。

シアトルにオープンさせた1号店は建物まるまるがAmazon Booksだったので、印象はかなり違います。

Amazonがついに開店させたリアル書店フォトレポート、中はこんな感じ - GIGAZINE

しかし、中の雰囲気は同じ。お店に入ってすぐのところに、オンラインのAmazonで星4.8以上の「高評価」の本が並んでいます。また、それぞれの本の下にはレビュー内容などが記されています。

本のカテゴライズも独特で、「Kindleで3日以内に読み終わる本」という棚もありました。

また、Amazonで本を購入すると、購入した本の情報をもとにしたオススメが表示されますが、これも棚で再現されています。以下の写真では、イーロン・マスクの自伝を「これが好きなら……」という矢印で指し、その横に「これも好きかも」という矢印でオススメの本が示されています。

特徴的なのは、背表紙をお客さんの方に向けている本は1つもなく、全て表紙が向けられていること。これは特に料理本の棚で見やすさの効果を発揮していたそうです。なお、ザ・ショップス・アット・コロンブス・サークルのAmazon Booksには3000種類以上の本が並べられていますが、このディスプレイ方法のため「ぎっちり本が並んでいる」という印象はないとのこと。

タイトルカードの一例は以下のような感じ。まず一番上にカスタマーレビューがあり、その下に本のタイトル、著者、星の数などが示されています。ただし、価格はどこにも記載されていません。これはAmazonプライムの会員と一般の人で価格が異なることがあるため。書籍は全て、オンラインのAmazonでの販売価格と同じになっています。

店内にはバーコードリーダーが設置されていて、値段の確認などを行えます。

また、書籍だけでなく、KindleやAmazon Echoといったデバイス、そのほかAmazonで取り扱いのあるグッズなども置かれています。

購入の際は、レジに並べばOK。ただし、キャッシャーはなく、支払いはクレジットカードもしくはAmazonアプリでのみ行えます。

スキャナーを使わずにAmazonアプリを使って値段を調べたり、本を購入したりする様子は以下から。

Amazon bookstore opens in New York

http://www.cnbc.com/2017/05/23/amazon-bookstore-new-york.html

本の下にあるカードに記載されたバーコード、もしくは本に記載されたバーコードをAmazonのアプリから読み込むと、書籍の価格など情報が表示されます。