海外でも超有名な地獄谷温泉に行こう!温泉に入る猿をみたら癒される事まちがいなし
皆さんは、温泉に入る猿がいる事をご存知ですか?温泉に入るのは人間だけではありません。長野県北部に位置する地獄谷野猿公苑では、そんな少し変わったニホンザル達の姿を楽しむ事ができます。
長野県の北部、険しい山々に囲まれた地獄谷野猿公苑の冬はとても厳しく、深い雪に覆われて最低気温もマイナス10度を下回ります。ところがそのような場所であっても、ここには年間を通じて多くの人々が訪れます。彼らの目的は、「スノーモンキー」と呼ばれている温泉に入る猿たちです。
温泉に入る猿だなんて、聞いただけでも面白そうでワクワクしませんか?実は「スノーモンキー」はいま海外で大変な人気になっており、この公苑に来る人々の半数以上が海外からやって来た人たちになります。
さあ、そんな珍しい猿たちに会いに行きましょう!駐車場から猿たちのいる温泉までは、徒歩で30分ほどかかります。道は舗装されておらず、ぬかるんでいる場合もあるので、多少汚れても良い靴を履いていくことをおすすめします。
視界が開けて谷を流れる川が見えてくれば、もう目的地はすぐそこです。
すぐそばには温泉が噴き出している場所もあり、ものすごい轟音と共に水蒸気が空高くまで上がっています。近くで見ると迫力満点ですね。
噴き出す温泉の影響でこの場所だけ湿度が高いからでしょうか、木の柵にはこんなに太い氷柱がびっしりとくっついています。
公苑内には至る所に猿の姿が!エサを探しているのでしょうか、皆一生懸命になって地面とにらめっこをしています。こっち向いてよ〜!
そしていよいよ温泉までたどり着くと、そこでは気持ちよさそうに湯につかっている猿があなたを出迎えてくれます。なんだか「あー気持ちいい。」という声が聞こえてきそうな表情ですね。実はこの猿、1匹しかいないように見えますが、横から見ると赤ちゃんを抱っこして一緒に温泉に入っているのです。
一生懸命おっぱいを飲んでいる赤ちゃん猿もとても可愛いですね。他にも子猿の姿はあちこちで見かけます。
川のほとりでも沢山の猿達を見る事が出来ますよ。一見すると何もいないかのように見えるこの川辺ですが、よく目を凝らすと猿の姿があちらこちらに。背景の色と上手く同化していて、大きな岩に見えていたものが実は猿だったりするのです。
あちこちで毛づくろいをしながらのんびり過ごしている猿達。見物している私達にはとても寒いですが、猿達にはその寒さもどうって事ないみたいです。
彼らも野生の猿なので、季節や天候によっては姿を現さないこともあるそうです。また、寒い冬には好んで温泉に入るものの、夏になるとそうでもないのだとか。
こんな猿達に会いに行ってみたくなりましたか?この地域は雪も多いので冬のアクセスは大変難しいですが、それでも訪れてみる価値は十分にあります。のどかな猿達の姿を見て、ほっこり癒されてみてください。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
地獄谷野猿公苑
営業時間: 夏季 8:30〜17:00、冬季 9:00〜16:00
HP: http://jigokudani-yaenkoen.co.jp
休苑日はありませんが天候などにより休苑する場合があるのでHPで確認する事をお勧めします。